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2019.05.011050view

どんな時に痛む?めぐりを良くして頭痛を改善

プチ不調は自分でカイゼン Vol.1

『いつ』『どんな時』に痛みますか?

このコラムでは毎回テーマに関連する、民間薬や民間療法を紹介していきます。これさえすれば良いということではなく、先人の知恵と現代の考え方をお伝えしていきます。
少しでも不調を起こりにくく、やわらげるよう心掛け、快適に日々を過ごしましょう。
今回は「頭痛」について。

頭が痛いといっても、朝起きてから寝ている時まで痛み続けている方は少ないですね。
では、皆さんの頭痛は『いつ』『どんな時』に痛みますか?
疲れたときや寝不足の時、仕事中ストレスを感じたとき、梅雨時期や雨の日、肩がこった時、生理前後、血圧が高い低いなど・・・様々ですね。

漢方で痛みは、通りが悪くなった時に起きると考えます。これを、不通則通(ふつうそくつう)といいます。具体的な一例としては、身体の構成成分である気血水(ようこそ!はじめての漢方vol8参照)のめぐりが悪くなると考えてタイプ分けしていきます。

●疲れや寝不足、ストレスからくる痛みは、【気】のめぐりが悪いタイプ
●肩のこり、生理前後、血圧からくる痛みは、【血】のめぐりが悪いタイプ
●梅雨時期や雨の日の痛みは、【水】のめぐりが悪いタイプ

他にも、カゼを引いた時の頭痛は【熱】によって、冷えからくる頭痛は【寒】によってめぐりが悪くなるためにおこると考えます。また、これらのタイプが混合している場合も多いですね。

頭痛の簡単養生法

いつ、どんな時に頭痛が起こるかがわかってくれば、原因となるもののめぐりを良くするための対策をして、頭痛を起こりにくくすることができます。

【気】のめぐりを良くするためには、セロリやパクチー、グレープフルーツ、ピーマン、ゴーヤなど香り野菜や苦みがあるもので、気の高ぶりによる詰まりを解消していきましょう。

【血】のめぐりを良くするためには、冷え対策が必須です。腰回り、首周りは特に意識しましょう。同じ姿勢を続けることや目の使い過ぎには気を付けて、クコの実やナツメ、黒豆やシナモンなど赤黒食材で対策しましょう。

【水】のめぐりを良くするためには、消化機能のケアが必要です。1口30回、よく噛んで唾液をしっかり出す食事をしてみましょう。水分で流し込むような食事は消化機能にかなり負担をかけます。また、水分をとるときは“温飲”を徹底することをお勧めします。

めぐりを良くするためには、身体を伸ばすこと。めぐりが悪い人ほど身体が固くなっているように思えます。ストレッチを意識して行いましょう。

また、親指と人差し指の分かれ目にある“合谷(ごうこく)”というツボは、頭痛・歯痛・腹痛などあらゆる痛みに効果があるといわれています。
※妊婦さんは押さないほうが良いとされています。
■詳しくはこちら⇒漢方マッサージツボ療法

イチョウ葉は生きた化石?

イチョウ葉エキスは、ドイツやフランスでは医薬品として扱われており、めまい、頭痛、耳鳴り、低下した記憶力および知的能力の改善、末梢血行障害を伴う肩こりなどの治療に用いられています。
日本やアメリカでは、健康食品です。

イチョウは、約2億年前に地球上に出現した植物で、氷河期も乗り越えた一種類のみ中国に生き延び、「生きた化石」と言われています。

都市の街路樹に使われていますね。大気汚染や虫に強いイチョウは、身体にも良い影響がありそうですね。

イチョウ葉には、フラボノイド(毛細血管を強化し、血行促進の効果)とギンコライド(抗酸化作用)の栄養素が含まれています。「ギンコール酸」というアレルギー物質が含まれているため注意が必要です。
また、銀杏(ギンナン)は咳止めでよく使われます。銀杏も食べすぎはせず、大人は10個以下、子供は5個以下がおすすめです。

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