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2016.05.01415view
生理前の不快感を予防する【春色の養生ホットワイン、緑茶の養生茶】

簡単薬膳レシピ(23)

新緑が眩しくなる5月。植物が一気に成長をするこの季節は「気」を巡らせ、心も身体も伸び伸びと過ごすことが大事です。漢方では、人もまた自然界の一部としてとらえ、私たちの心と体も季節に寄り添った「四季の養生」を心がけることが健康維持するために大切だと考えています。

春は陽気が上昇し、人間も精神的に不安定になりやすく、ストレスを受けやすくなります。生理前に何かとイライラする、気分が鬱々する、胸が張った感じがする。もしこんな小さなサインに気がついたら、そのままにせず、軽い運動をする、旬の食材を楽しむ、そして気持ちをめぐらせる食材を上手に使いましょう。

春色の養生酒:ホットワイン
気をめぐらせ、心を和ませてくれるローズと、発散と消化の働きを助ける赤紫蘇を使ったホットワインは、アルコールを飛ばすので、お酒に弱い方でも楽しめる養生酒です。

◎ローズ
バラの花を乾燥させたハーブ。冷えによる痛み、イライラ、不安感、便秘などの緩和に役立ちます。甘い華やかな香りは、心の緊張をとりリラックスさせてくれます。

◎赤紫蘇
体を温め、気のめぐりをよくし、消化を助ける働きがあるため、胃の不快感、腹部の冷えと痛み、喉や胸の詰まり感などの改善に役立ちます。

<ホットワインレシピ>
■材料(グラス約1~2杯分)
ローズレッド・・・ティープーン2杯
赤紫蘇(乾燥)・・・1g(生の赤紫蘇の場合は1枚)
白ワイン・・・200ml(ハーフボトルのワインで作ると2回作れます)
蜂蜜・・・ティープーン2杯

■作り方
1. 鍋に白ワインを入れ弱火で煮る。
2. プツプツと泡が出てきたら、ローズと赤紫蘇を入れスプーンなどでかき回し、軽く沸騰するまで煮る。
3. 沸騰したら更にとろ火で2分煮て、茶漉しなどで漉してカップに注ぐ。
4. 蜂蜜をよく混ぜ、暖かいうちに飲む。


5月の緑茶の養生茶
心を穏やかにする働きのある緑茶とジャスミンを使った養生茶は、ストレスを感じた時、気分がすっきりしない時、また胃もたれがするなどの小さな不調を防ぎ、心の養生にもつながります。

◎緑茶
口の渇きを癒し、心身にこもった熱をとるはたらきがあります。頭をすっきりさせるはたらきもあり、口もさっぱりとするので、食後のお茶におすすめです。

◎ジャスミン
心の疲れをやわらげたいとき、ストレスを感じている時の食欲不振、腹の張り、胃痛、不安感な気持ちの時に役立ちます。

◎陳皮(みかんの皮でできたもの)
気の巡りをよくし、胃の働きを活発にしてくれます。自分でも作ることのできるので気軽に取り入れて頂きたい食薬の1つです。

<緑茶の養生茶レシピ>
■材料(カップ約2杯分)
緑茶・・・3g
ジャスミンの花・・・4~5個
陳皮・・・2g
90度の熱湯・・・400ml

■煎れ方
1. ポットに材料を入れ、熱湯を注ぎます。
2. 3分蒸らして飲みましょう。
*ジャスミンの花が手に入らない時は、市販の(花入りの)ジャスミン茶に陳皮を入れましょう。
*緑茶はカフェインが含まれているので、夜間飲むときは食後までがお勧めです。就寝直前は避けましょう。

楠田 直美 - Kusuda Naomi
[漢方スタイリスト・薬膳養生アドバイザー・英国IFPAアロマセラピスト]
漢方と自然療法で病気を克服した経験を生かし「頑張りすぎて続かないより、出来る範囲で楽しみながら」をモットーに、人生を豊かに暮らしたい人を応援する「一波(かずは)」として活動をし、漢方薬膳・自然療法を取り入れた講座やセラピーを提供。
現在、「薬膳酒作り」「はじめての漢方入門」の講師として活躍中。

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