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2016.01.01574view
年末年始の疲れた胃腸を癒す【リンゴと陳皮(みかんの皮)の甘酒、金柑湯】

簡単薬膳レシピ(19)

漢方では五臓の「脾」は、消化吸収、水分や栄養の代謝に関わると考えています。胃腸の働きと考えるとわかりやすいでしょう。飲料、アルコールの飲み過ぎ、食べ過ぎは「脾」に負担をかけ、いろいろな不調が出てしまいます。

年末年始は忘年会、クリスマス、正月休み、新年会など外食の多くなる12月から1月は、胃腸に負担をかけやすい時期です。生活習慣を見直し、胃腸を労り、冬本番を快適に過ごしましょう。

リンゴと陳皮(みかんの皮)の甘酒
栄養満点の甘酒で、胃腸の働きを高め、体力の回復に役立つ薬膳ドリンクです。年末年始の胃腸の疲れをいやし、元気に過ごしましょう。

◎甘酒

栄養豊富で気を補い、潤す働きがあり、体力の回復や血行の改善によい飲み物です。甘酒には酒粕に砂糖を加えて作ったものと麹から作ったものの2種類ありますが、今回はノンアルコールの甘酒を使用しています。

◎りんご
秋から冬にかけて旬の果物で、身体に潤いを与えてくれるので、喉の乾燥による空咳に有効です。胃腸のトラブル、消化不良が気になる方は食生活に取り入れましょう。


◎陳皮(みかんの皮を乾燥させたもの)
漢方の生薬でもあり、食材でもあるみかんの皮は、消化不良などの胃の不快感の緩和に役立ち、身体を温める働きがあります。自分で作る事が出来る身近な漢方食材です。よく洗ったみかんの皮をザルなどに平らに置き、晴れの日に4~5日間干し、密閉容器で保存をしてください。

<リンゴと陳皮(みかんの皮)の甘酒>
■材料(2人分)

甘酒・・・200cc
リンゴ・・・1/2個
みかんの皮を乾燥させた物(陳皮)・・・適量
水・・・50cc前後


■作り方
1. リンゴの皮を剥き、一口大に切る。

2. ミキサーに、甘酒、リンゴ、みかんの皮を入れて形がなくなるまで撹拌する。
3. グラス、器に注ぐ。
*甘酒はメーカーによって濃さや甘味が違います。
水の分量を50cc~100 ccを目安とし、甘さやとろみを調整してください。


金柑湯
民間療法の身近な生薬、金柑を使った「金柑湯」はのどが荒れた時やかぜをひいた時におすすめ。消化不良やストレスによる胃の痛みなどにも効果的です。

◎金柑
日本でも「のど飴」の原料として親しまれている果実です。咳や痰を鎮め、消化促進や、二日酔いを解消させるはたらきがあるとされています。また、爽やかで甘い香りは、気の巡りを良くし、ストレスを解消する手助けとなります。

◎蜂蜜
乾燥する季節や便秘の時、腸に潤いを与えてくれる蜂蜜には、胃腸を元気にするはたらきがあります。色々な花の蜂蜜があり、味や香りの違いを楽しめる材料の1つです。

<金柑湯>
■材料(2人分)

完熟した金柑・・・2個
蜂蜜・・・ティースプーン2~3杯(好みで調整しましょう)
熱湯・・・300cc~


■作り方
1. 金柑をよく洗い、横に6等分ほどにスライスする。
2. 鍋に金柑を入れて弱火で沸騰させ、2~3分煮て、灰汁を取り除く。
3. 火を止めて蜂蜜を入れて溶かし、カップに盛る。

楠田 直美 - Kusuda Naomi
[漢方スタイリスト・薬膳養生アドバイザー・英国IFPAアロマセラピスト]
漢方と自然療法で病気を克服した経験を生かし「頑張りすぎて続かないより、出来る範囲で楽しみながら」をモットーに、人生を豊かに暮らしたい人を応援する「一波(かずは)」として活動をし、漢方薬膳・自然療法を取り入れた講座やセラピーを提供。
現在、「薬膳酒作り」「はじめての漢方入門」の講師として活躍中。

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