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2015.02.01515view
春がもっと楽しくなる、アレルギーに負けない養生【カモミール酒、ナツメとハト麦の養生茶】

簡単薬膳レシピ(8)

漢方では、季節ごとの特徴や、その影響をふまえた生活を心がけることを大切にしています。冬に蓄えたエネルギーを春に芽吹かせる自然の営みは、私達の身体と心にも当てはまり、「春」はアレルギー疾患や肌あれなど、不快な症状が出やすい時期です。また、春一番のように強い風が吹くこともあり、風からうける影響「風邪(ふうじゃ)」によって、目の充血、鼻水、かゆみ、などが起こりやすくなります。

今から春に向けての養生がキーポイントです。今月は、春に備え消化機能を整え、心を穏やかにする薬酒とお茶を紹介いたします。

★カモミール酒★
カモミールは「大地のリンゴ」という語源の通り、リンゴを思わせる香りがします。胃腸の機能を助ける働きがあり、また身体を温め、心身をリラックスさせる効果があるので、冷え性やストレスによって調子が崩れる方にもおすすめです。また、炎症を抑える作用があるので、花粉症による目の充血やかゆみなどの症状が出て辛い時にも利用が出来ます。その時はお酒ではなくお茶として利用をしましょう。(キク科アレルギーの人は使用を避けてください。)

■材料(出来上がり200cc前後)
ホワイトリカー・・・210cc
カモミール・・・10g

■作り方
1. 消毒をした瓶に分量のカモミールを入れ、ホワイトリカーを注ぎ、軽く瓶をふる。
2. ラベルシールなどに、作った日付、内容を書いて貼り、2週間漬け込む。
3. 1日1回、軽く瓶をふります。保管は冷暗所に保管をしましょう。
4. 消毒をした瓶を用意し、コーヒーフィルター、またはアルコール消毒をした茶こしで漉す。
5. 保存する瓶に、出上がりの日付、内容を書きラベルシールを貼る。
*煮沸消毒をした場合、半年〜1年保存が可能。アルコール消毒の時は3~6ヶ月が目処。

★ナツメとハト麦の養生茶★
胃腸の機能を整え、水分の巡りをよくする養生茶です。ナツメのほんのりした甘みがあり、香ばしく、飲みやすいブレンド茶です。市販のティーパックを利用すると、オフィスなどでも気軽に飲め、日ごろのケアに繋がります。

◎烏龍茶
脂肪燃焼の働きがあるので、肥満予防としても有名です。利尿効果があるので、身体の余分な水分を排出しムクミの解消を助けるとともに、心の安定にも良い半発酵の中国茶です。カフェインが含まれているので、安眠の妨げにならないよう、食前、食後の利用をお勧めします。

◎ナツメ(大棗:たいそう)
ほんのり甘味のあるナツメは、気力を補い、食欲不振や体力の回復に役立ちます。また、胃腸の調子を整えて心の緊張を和らげる働きもあるので、ストレスを感じる方にもおすすめです。

◎ハト麦(炒りハト麦)
イボ取りの民間薬として昔から使われているハト麦は「ヨクイニン」という生薬でもあります。消化機能を健やかに保つ働きがあり、水分代謝を改善し、身体の中の余分な熱を取る働きがあるので、ムクミ、身体が重い、ニキビなどがある方にもおすすめです。

■材料(大きなマグカップ1杯分)
烏龍茶・・・4g
ナツメ・・・1個
炒りハト麦・・・3~4g
お湯・・・300cc 前後

■煎れ方
1. ナツメをスライスする。
2. ポットなどに材料を入れ、沸騰〜90度のお湯を注ぎ、3分蒸らす。
3. カップに注ぐ。

楠田 直美 - Kusuda Naomi
[漢方スタイリスト・薬膳養生アドバイザー・英国IFPAアロマセラピスト]
漢方と自然療法で病気を克服した経験を生かし「頑張りすぎて続かないより、出来る範囲で楽しみながら」をモットーに、人生を豊かに暮らしたい人を応援する「一波(かずは)」として活動をし、漢方薬膳・自然療法を取り入れた講座やセラピーを提供。
現在、「薬膳酒作り」「はじめての漢方入門」の講師として活躍中。

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