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公開日:2022.05.03 更新日:2022.05.031155view

黒色食材が女性のダイエットをサポートする?!

漢方であなたを応援vol.1 「ダイエット」

3つの巡りでダイエット
今月から「漢方であなたを応援」シリーズが始まります。
気になる不調、和漢素材などをとり上げるので、日々の養生にお役立てください。

今回はダイエット。
5月に入って薄着になる機会が増えてきました。
そうなると気になるのが、冬にため込んでしまった脂肪です。
4月のコラムに脂肪の種類に関する記述があるので参考になさってください。(プチ不調は自分でカイゼンvol.36

油は寒いと固まる性質があります。
冷蔵庫から取り出したばかりのバターはカチコチで、温めたら溶けやすくなりますね。
暖かくなった初夏は、余分な脂肪を脱ぎ捨てるダイエットのチャンスです!

漢方では、脂肪によって肥満した状態を「痰湿(たんしつ)」と呼び、身体に重くまとわりつく余分なものと考えます。
痰湿がたまる原因は、身体を作っている成分、エネルギーである気(き)、栄養の液体である血(けつ)、潤いの水(すい)の滞り。
3つの巡りを意識した生活を心がけましょう。

<気の巡り> 
ストレスや生活リズムの乱れに注意。
気(き)は生きる力のもとになるエネルギー。気が巡らないと過食傾向に…
ハーブやセロリなど香りのよい食材がおすすめです。

<血の巡り>
冷えや運動不足に注意。
血(けつ)は全身に栄養を供給する赤い液体。血が巡らないとお腹まわりに脂肪が…
その場での足踏みや腰のストレッチがおすすめです。

<水の巡り>
冷たいもののとり過ぎは注意。
水(すい)は血以外の液体。水が巡らないと下半身のむくみに…
朝一番に飲む白湯やゆっくり浸かる半身浴がおすすめです。

「食べても大丈夫」を増やそう
ダイエットに必要なカロリーコントロール。
過剰なカロリーは減らすことが大切です。
ただ、「食べてはいけない」「食べる量を減らさなければ」と考えると苦しくなり、ダイエットが難しくなってしまいます。
まずは、考え方と食べ方を前向きに変えてみることから始めましょう。

■しっかり噛んでゆっくり食べよう!
小さめのお皿に替えて一度に盛る量を減らし、ひと口30回以上噛んで食べましょう。
しっかり噛んでいるうちに満腹中枢が働き、量を減らしても満足できます。

■食べ方を工夫しよう!
カロリーを抑えながら満足のいく量を食べるために、調理方法も大切です。
100gの唐揚げと蒸し鶏では、油の使い方が違うのでダイエット効果も変わってきます。

■食べるものを吟味しよう!
牛肉よりは鶏肉、鶏のもも肉よりはむね肉など、食材の置き換えをしてみましょう。
疲れて甘いものが欲しくなった時も、チョコレートやケーキではなく、ドライフルーツやナッツなどにすれば噛み応えもあり、少量でも満足できます。

女性のダイエットを支える黒色食材
食事のコントロールをしながら健康的に痩せるために、黒豆や黒ごま、黒米、黒キクラゲ、海藻など、黒色の食材がおすすめです。

漢方では、黒色の食材は五臓の腎を助けると考えます。
五臓の腎は生命力を貯蔵する働きがあり、膀胱と連携して水分代謝を担います。
髪の毛や骨、子宮とも通じているので、腎が弱ると老化による不調や婦人科のトラブル、むくみなどがあらわれます。

水を巡らせてむくみを解消し、痰湿の発生を防ぐためには、腎を強化することが大切です。

食事制限を頑張り過ぎて、月経トラブルや髪の毛がぱさつくなどの不調を起こす女性もいます。
これは腎の機能低下とともに、栄養である血(けつ)が不足しても起こります。
特に40~50代の女性は更年期に入り、他の年代よりも腎が弱り、血を消耗するので注意が必要です。

黒色食材は腎の強化だけでなく、血の補充にも役立ちます。
必要な栄養はしっかりと補充して、健康的にダイエットしましょう。

薬日本堂の店舗およびオンライン漢方相談では、ダイエットを応援しています。
ご自身の体調や生活リズムに合わせたダイエット法、毎日の養生をご提案できますので、ぜひご相談ください。


齋藤 友香理
齋藤 友香理 - Yukari Saito[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]

1969年北海道生まれ。東京理科大学薬学部卒業後、薬日本堂入社。10年以上臨床を経験し、平成20年4月までニホンドウ漢方ブティック青山で店長を務めていた。多くの女性と悩みを共有した実績を持つ。講師となった現在、薬日本堂漢方スクールで教壇に立つかたわら社員教育にも携わり、「養生を指導できる人材」の育成に励んでいる。分かりやすい解説と気さくな人柄で、幅広い年齢層から支持されている。

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