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公開日:2022.01.05 更新日:2022.01.051348view

正月疲れの脾胃を癒す「大根入りアップルジンジャー」

季節を感じて気軽に薬膳 vol.19

寒さが続く冬晴れの「小寒」
新年おめでとうございます。
本年が皆さまにとって幸多き一年であるよう願ってやみません。

さて二十四節気の小寒、「寒の入り」と呼ばれ、ここから大寒を経て節分あたりまで寒い日が続きます。
寒さと共に空気の乾燥も増して、肌も髪もぱさついていませんか?
加湿器を用意したり、ぬれタオルを干すなどして適度な湿度を保つようにしましょう。

正月明けは脾胃に休暇を与えて
年末の大掃除を終えてから、ゆっくり休まれる方が多いと思います。
けれど、それに反するように脾胃は大忙し。

胃は飲み込んだ物を受け入れて消化液と混ぜ、五臓の脾は食べ物の消化吸収を担います。
家族で囲むおせち料理やパーティーメニューで、いつもより食べ過ぎてしまい、胃腸に負担をかけてしまった方もいるのではないでしょうか。

三が日が過ぎたら、脾胃を休める時間を作ってあげましょう。
前日の夕食から翌日の朝食まで、12~16時間程度あけるとよいですね。

7日には七草粥を食べる習慣があります。
これも脾胃をいたわるもの。

七草のひとつ、スズシロは大根のことで、消化を助ける役割があります。
余ったお餅を焼いて小さく切り、鍋で牛乳、大根おろし、チーズ、コンソメ顆粒と合わせて煮ると、やさしい味わいで少量でも満足できます。

小腹がすいたらりんごで満たす
日中、小腹がすいてしまった時におすすめなのが、ホットアップルジンジャーです。
「一日一個のりんごは医者いらず」と呼ばれる優秀な果物。

生で食べても、甘く煮てもおいしいのですが、生姜とシナモンを加えたホットドリンクは寒い日にピッタリ。
消化を助ける大根おろしも合わせると、正月疲れの脾胃をいたわってくれます。

【材料】(1人分)
りんご 1/4個
おろし生姜 小さじ1
大根おろし 大さじ1
ハチミツ 大さじ1(好みで加減)
水    150cc
レモン果汁 大さじ1
シナモンパウダー 少々

【作り方】
①りんごは皮をよく洗い、芯を除いてすりおろし、レモン果汁をかけておく。
②鍋に水と①、おろし生姜、ハチミツを加えて火にかける。
③ひと煮立ちしたら火をとめて大根おろしを加える。
④カップに移してシナモンパウダーを振りかけたら出来上がり。

【薬膳食材メモ】
りんご:涼性/甘味・酸味 お腹の調子を整えて元気を補う。
生姜:温性/辛味 身体を温めてかぜを予防する。
大根:涼性/辛味 消化を助けて胃もたれやお腹の張りを解消する。

齋藤 友香理
齋藤 友香理 - Yukari Saito[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]

1969年北海道生まれ。東京理科大学薬学部卒業後、薬日本堂入社。10年以上臨床を経験し、平成20年4月までニホンドウ漢方ブティック青山で店長を務めていた。多くの女性と悩みを共有した実績を持つ。講師となった現在、薬日本堂漢方スクールで教壇に立つかたわら社員教育にも携わり、「養生を指導できる人材」の育成に励んでいる。分かりやすい解説と気さくな人柄で、幅広い年齢層から支持されている。

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