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2018.09.151915view
残暑の終わりは荷葉(ハスの葉)茶でデトックス

ちょい足し薬膳ドリンク Vol.8

内熱を秋に持ち越さない

9月に入り、朝晩は過ごしやすく、
虫の鳴き声やスーパーに並ぶ野菜からも秋を少しずつ感じられるようになりました。
涼しくなってきたと喜んでいると、また30℃以上の夏日になり、調子を崩される人も少なくないようです。
季節の変わり目は、より一層体調管理に気を付けたいですね。

陽(温かい季節)から陰(涼しい季節)に転じるこの時季は、「内熱(ないねつ)」に注意。
内熱とは、身体にこもった余分な熱のことを言います。
夏の暑さで陽気を十分浴びた私たちの身体は、まだ陽の状態。
ずっと冷房の中で夏を過ごした人は別ですが、身体のどこかしらに余分な熱がこもっているものと考えます。
ココロに熱がこもれば、イライラしやすい、寝付きが悪くなる、睡眠の質が下がる、などの不眠症状が現れます。
カラダに熱がこもれば、ほてりや口の渇きが現れます。

このような余分な熱をこもったままにすると、秋になり空気が乾燥した時に「肺」を痛めやすくなります。
カゼをひいた際に、ノドを痛めやすい方、扁桃腺が腫れやすい方、咳が出やすい方は注意が必要です。

ハスは全てが薬になるスーパー植物!

夏にキレイな花を咲かせるハスは、その効果も優秀。
根は野菜のレンコン、葉や花はお茶として飲まれ、種子は漢方薬や薬膳料理に用いられます。

各部位の働きをみてみましょう。

蓮根(れんこん)=ハスの根
生で食べると清熱生津(せいねつせいしん)に。身体のほてりを冷まし潤す。
火を通して食べると健脾養血(けんぴようけつ)・止瀉(ししゃ)に。食欲不振や貧血、下痢を止める。

藕節(ぐうせつ)=レンコンの節
煎じて飲むと収斂・止血に。鼻血などの出血を止める。

蓮子(れんし)/蓮肉(れんにく)=ハスの種子
健脾止瀉・安神に。食欲不振や消化不良の下痢を止める他、精神を安定させるため、イライラや不眠に。

蓮子芯(れんししん)=種子中の青い胚芽
とても苦く清熱に働く。熱を冷ます作用が強いため、高熱や発汗過多、夏バテに有効。

蓮葉(れんよう)/荷様(かよう)=ハスの葉
清熱解暑(せいねつげしょ)に。夏バテやほてり、むくみや肥満に有効。

蓮花(れんか)=ハスの花
駐顔(ちゅうがん)に働く。駐顔とは、顔の老化を防ぐこと。

症状に合わせて用いる部位を変えてみるのも楽しいですね。

ハス+αで、マイブレンドを作ってみよう

働きをみていくとハスは、どちらかと言うと夏向きの食薬に感じられます。
さまざまな働きを持つハス+αで、自分のブレンド茶を作ってみてはどうでしょう。
おすすめの組み合わせを紹介します。

*美肌・エイジングケアに
  蓮花 + 枸杞の実

*むくみに
  荷葉 + はとむぎ

*イライラ・ストレスに
  蓮子芯 + 菊花

*滋養強壮に
  蓮子 + 山芋 

*消化不良に
  蓮子 + 陳皮

丸ごと全て使えて、さまざまな角度から私たちを助けてくれるハス。
レンコンを食べるときは、節も大切に使いたいですね。

小林 香里 - Kaori Kobayashi
[ 国際中医師,国際中医薬膳師,登録販売者 ]
20代の頃、過労とストレスで身体をこわしたことをきっかけに、北京中医大学日本校にて中医学や薬膳を学び始める。2005年、薬日本堂(株)に入社。店舗での漢方相談をはじめ、取材対応や薬膳レシピ監修、漢方スクール講師を務める。2017年10月退社の後、目黒区自由が丘に漢方薬店と鍼灸院を併設する漢方・鍼灸「和氣香風」を設立。自店にて漢方相談を行う傍ら、薬日本堂漢方スクールでも講師として活動。
漢方鍼灸和氣香風HP: kakikofu.com
小林香里個人ブログ: kaori-kampo.seesaa.net
インスタグラム  : kaori_kampo

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