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2018.08.251228view
クールダウン食材でほてり対策「スイカジュース」

子供の薬膳〜乳幼児編 Vol.3

夏のおやつはスイカとキュウリ

立秋を過ぎ、暦の上では秋になりましたが、まだ残暑が厳しい日々ですね。

強い日差しと、高すぎる外気温で、熱中症や日射病が心配な日々が続いています。
帽子や日傘で直射日光を防ぎ、こまめな水分補給で身体の熱を冷まして潤す。
このような夏場の当たり前の行動も、夏の養生といえます。

特に、たくさん外遊びをして太陽の日差しを浴びた日は、
クールダウン食材で体内に溜まっている熱を冷ましてあげましょう。

クールダウン食材といえば、今が旬の夏野菜です。
その季節に採れる食材は、その季節の私達に必要な働きを持って生まれてくるのだから、
地球の営みとは素晴らしいですね。
その時期に美味しい旬の食材を食べることが、季節の食養生になっているのですから。

種類豊富な夏野菜の中でも、ほてり対策の食材として今回お勧めしたいのは、スイカです。
漢方薬で、白虎湯(びゃっことう)という体内に溜まっている熱を冷ます働きをする漢方薬があるのですが、スイカは天然の白虎湯と言われるほど、熱を冷ます力が強い食材です。お腹が冷えるので、食べ過ぎには注意してください。

スイカの水分量は89%近いといわれています。
自然な甘みもあるので、子供も美味しく食べながら、
身体の余分な熱も取り除き、水分補給もしてくれる有難い食材です。

水分量の多い食材としてはキュウリも有名です。
キュウリの水分量は95%もあり、ほぼ食べる水分です。

たっぷり汗をかいた夏のおやつは、甘いスイカと、さっぱりしたキュウリで決まりですね。

汗の出過ぎは酸味で予防を

夏場に注意したいもう1つの症状として、発汗による脱水症状があります。
子供は遊びに夢中になると水分補給を忘れがちになるので、更に注意が必要です。

漢方には「酸甘化陰(さんかんかいん)」という言葉があります。
酸味と甘味の組み合わせは、身体を潤すという意味です。

学生時代には部活動時にレモンの砂糖漬けを食べたりしましたが、
レモンの砂糖漬けは、まさに酸甘化陰な一品です。
汗で失われた体の潤いを補給してくれます。

また、酸味には収斂(しゅうれん)といって、汗の出すぎを抑えてくれる働きもあります。

今回、ほてり対策の食材としてご紹介する、スイカやキュウリはそのままでも十分美味しいのですが、キュウリは酸っぱい梅干しと和えて麺の薬味にしたメニューをご紹介したいと思います。

スイカジュース
【材料】※1杯分
・スイカ…150-200g

【作り方】
①分量のスイカをカットして、種を取り除きます。
②ミキサーにかけて、濾して、カップに注いで完成です。
 *種が混ざっていることもあるので、濾すと安心です。

キュウリと梅干しのさっぱり麺
【材料】※大人2人+子供1人分
・稲庭うどん...200-300g
 *子供が手づかみ食べしやすい為、うどんにしています。
  フォークで食べられるお子さんにはそうめん等でも大丈夫です。
・キュウリ…1/2本
・オクラ…5本
・梅干し…1-2個
 *お子様の好みに合わせて量は調整ください。
  大人は2個のほうが酸味がしっかりして美味しいです。
・めんつゆ…小1

【作り方】
①分量のうどんを茹でて、冷水で洗い水を切り、器によそいます。
②キュウリは鬼おろしでおろします。オクラは茹でてみじん切りにします。梅干しは種を外して叩きます。
③②とめんつゆを和えて、うどんに乗せて完成です。
 *大人はつけ麺の薬味の1つとしてお召し上がり下さい。

【食材メモ】
スイカ :身体の余分な熱を冷まし、ほてりを取り、のどの渇きを癒すので、
     発熱後の水分補給にも適しています。
キュウリ:身体の余分な熱を冷ますので、発熱時ののどの渇きや痛みを癒します。
     暑気あたりの予防にも適しています。

スイカジュースを凍らせて、スイカ100%のかき氷にしても美味しいです。
とてもサッパリするので、大人にもお勧めですが、冷やす働きが強くなるので、食べ過ぎにはご注意ください。

市川三弓 - Miyumi Ichikawa
漢方スタイリスト、養生薬膳アドバイザー、ハーバルセラピスト、フードコーディネーター。
一児の母。自身の体調不良をきっかけに漢方・薬膳を学ぶ。肉親の病も薬膳でサポートし克服。飲食店舗での薬膳イベント開催や薬日本堂でのセミナー講師を経て、現在は子供向けの薬膳を日々研鑽中。


◎レシピ協力
『薬日本堂の漢方で体をととのえる穀菜食』(主婦の友社)
『はじめての漢方ライフ 薬膳レシピ&食材べんり帳』(主婦の友社)
◎子供のご飯記録:https://www.instagram.com/ikumeshi2017

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