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公開日:2021.08.01 更新日:2021.08.012276view

汗トラブル!?解消法

プチ不調は自分でカイゼン Vol.28

汗にもいろいろタイプがある
冷や汗、脂汗、寝汗、手に汗握る・・など、汗の種類はいろいろありますね。
一般的には、以下の3種類があると考えられています。

◎温熱性の汗
暑い時や運動をしたときに、上昇した体温を下げるための汗。
全身からの持続的な汗が特徴です。
◎精神性の汗
ストレスや緊張からくる汗で、手に汗をかく、冷や汗をかくなど。
ワキ、手のひら、足の裏など限られた場所にかくのが特徴です。
◎味覚性の汗
辛い物を食べたことによる汗で、鼻や額にかく汗。
反射的に起こるものです。

漢方では、陰陽バランスの乱れから異常な汗が出ると考えます。
体質別に4つのタイプに分類してみました。

◎ベタベタ汗タイプ(湿熱)
余分な水分と熱が溜まったタイプ。汗の臭いがきつく、黄色い汗染みがつく。
暴飲暴食気味で身体がだるい。

◎ぐったり汗タイプ(気虚)
エネルギー不足から汗が漏れているタイプ。疲れから汗が出やすい。
ちょっとしたことで体調を崩しやすい。

◎ドキドキ汗タイプ(気滞)
緊張やストレスから、汗をたくさんかいてしまう。
考えごとをして眠れないことがよくある。

◎ほてり汗タイプ(陰虚)
突然カラダが熱くなって発汗する。
寝汗や手足のほてりが気になる。

私は、手のひらと足の裏に汗をかきやすい精神性のドキドキ汗タイプです。
手のひらの汗は子供のころからで、年中ふやけた感じになっており、皮がむけたりするほど。
せっかちで焦りやすいのでケアが必要ですね。

いずれの状態も、気の乱れは汗の異常となってあらわれ、汗のかき過ぎは、体液と気の消耗につながりますので、陰陽のバランスを整える日々の養生は大切になります。

汗トラブル対策!!おススメ養生法
気を整え、潤いを補うことで、汗の漏れを防ぎ、汗で消耗した身体の陰陽バランスを調整します。

◎酸味をとる
梅、レモン、お酢などの酸味には、引き締めるはたらきがあります。
また、酸味と甘味の組み合わせで、汗で消耗した身体の潤い作りができます。
桃、ライチ、グレープフルーツ、パイナップル、キウイフルーツなどは、酸味と甘味を同時にとることができます。

◎心を落ち着かせる
舌先を見てみましょう!舌先が赤くなっていませんか?
赤くなっている人は、夏の暑さやストレスなどからベタベタ、ドキドキ、ほてりの汗が出やすくなっています。
きゅうり、トマト、スイカなどの夏野菜や、ゴーヤや緑茶、菊花茶などの苦味をとって、リラックスを心がけましょう。
また、焦りは禁物!一呼吸おく意識が必要です。
せっかちな私は、エレベーターの閉まるボタンを押さないようにグッとこらえています(笑)。

◎リズムを守る
起床時間、食事時間、入浴時間、就寝時間など乱れていませんか?
乱れがちな方は、どれか1つで良いので、時間にこだわった生活をしてみましょう。
歌をうたう、音楽に合わせてのダンス(ラジオ体操でもOK)、散歩などの繰り返し運動などでも陰陽が整います。

※偏った食材のとりすぎなど極端な養生は要注意です。
ご自身の体調を観察しながら楽しく、加減して取り入れてくださいね。

やまいもで汗対策!
やまいもは、胃腸のはたらきをよくするので、慢性的な下痢や食欲不振に使います。
また、元気を補うので体力低下や治りづらい咳、頻尿、髪の劣化がみられる老化の症状にも有効です。

漢方では、山薬(さんやく)、淮山(わいさん)といわれ、乾燥したものが使われています。

やまいもには【益気養陰】(えっきよういん)といって、元気を益し潤いである陰液を養うはたらきがあります。
また、固渋(こじゅう)という漏れている体液を止めるはたらきがあるので、頻尿や下痢、汗のかきすぎにいいですね。

やまいもで暑い時期を乗り切りましょう!

鈴木 養平 - Youhei Suzuki[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]
1969年宮城県生まれ。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂入社。臨床を経験し、店舗運営、教育、調剤、広報販促に携わる。札幌に勤務中、TVの漢方コーナーにてレギュラー出演。漢方薬による体質改善の指導・研究にあたる一方で、“漢方をより身近に”とセミナー講師・雑誌・本の監修(『おうちでできる漢方ごはん』『かんたん・おいしい薬膳レシピ』)で活躍中
鈴木養平Instagramはこちら
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