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公開日:2021.01.10 更新日:2021.01.101350view

「百合根バター」で〝消毒手荒れ〟を予防する!

未病を癒す美養生 Vol.11

コロナ禍中の生活様式に養生を取り入れよう
2021年が始まりました! 
昨年は、新型コロナウイルス感染拡大で、一人ひとりが健康のことを考える一年でした。
それと同時に、日々の生活の中で実践する養生の大切さを改めて感じる一年でもありました。
新しい年は、その経験を活かし、体も心も健やかに過ごしていきたいですね。

美容の側面から、病気になる前の不調(未病)をケアする方法をご提案しているこのコラム。
2021年のスタートは、今年ならではの乾燥について取り上げたいと思います。

消毒効果の副反応で指先が荒れる…

例年にも増して寒さが厳しい今冬、多くの女性から聞かれるのが「今年は指先の肌荒れがひどくて…」というお悩み。実はこの悩み、水仕事とは無縁の男性や子供たちの間でも増えているんです。
その理由は、感染予防による手の消毒、そして洗いすぎにありました。

昨年は、感染予防の観点から丁寧な手洗いの励行が叫ばれ、お店や家庭に手指消毒用のアルコールスプレーが置かれるように。手洗いの頻度は、以前より格段に増加しています。
さらに冬は、温かいお湯で手洗いを行うため、手肌の水分が蒸発して失われやすい傾向が。そのため、いくらハンドクリームで保湿しても追いつかなくなっているのです。

潤いを補う食材を覚えておきたい!
手洗いの習慣を続けながら、肌荒れは防ぎたい! 
そこで大切になってくるのが、食べ物から潤いを補う食養生です。

薬膳で推奨される潤いを補う食材には、胡麻、松の実などの木の実や、バター、チーズなどの乳製品があります。
また、豚肉、卵、蜂蜜も潤いを与えてくれる食材。野菜類では、百合根、小松菜、アスパラガスなどもおすすめです。
中でも、手軽においしく取り入れられるのがバターと蜂蜜の組み合わせ。
「カロリーがちょっと気になる」という方もいると思いますが、この時期は前向きに使ってみてはいかがでしょう。


今回ご紹介するのは、お正月に食べたい百合根のバター蒸し。
ほくほくの百合根を手軽に美味しく食べられる一品で、我が家では「百合根バター」と呼んでいます。
味付けは塩でシンプルに。そして最後に、蜂蜜をとろりと加えるのがカギです。
和菓子にも使われる百合根は、甘い味との相性が抜群! 
ほんのひとさじの蜂蜜で旨味が増し、美肌効果も期待できるでしょう。

【材料】(2人分)
・百合根…1個
・バター…10g
・白ワイン(または酒)…大さじ2
・塩…少々
・万能ねぎ(小口切り)…適量
・はちみつ…適量

【作り方】
①百合根は1枚ずつはがして水で洗い、汚れを落とす。
②フライパンにバターを入れて火にかけ、百合根を入れる。弱火でこがさないように炒める。
③百合根が透き通ったら、塩、白ワインを加え、フタとして水分がなくなるまで蒸し焼きにする。
④器に盛り、万能ねぎを散らし、はちみつをかける。

今年は、感染症予防を踏まえた新しい生活様式が定着する年。
手肌にクリームを塗るように、食べ物からも潤いを補って、肌と粘膜をしっとり保ってください。




岡尾知子 - Tomoko Okao
漢方養生指導士(漢方上級スタイリスト)、国際中医師、国際薬膳師、鍼灸師。美容・健康をテーマに美容・健康エディターとして仕事をする中で東洋医学に関心をもち、漢方、中医学、薬膳を学ぶ。雑誌やラジオ、イベントなどを通じて、美容と健康のための薬膳や養生についての啓発活動を行う。はり師・きゅう師の国家試験に合格し、鍼灸師として東京の「池袋ひりゅう鍼灸院」で臨床にあたっている。詳しい情報は「LOTUS(ロータス)薬膳教室」「薬膳ノート」で検索を!
◎薬膳教室:「TUMUGU東京青山」http://www.tumugu-aoyama.jp/
◎HP:「薬膳ノート」http://www.yakuzennote.com
◎ブログ「Eat & Run! 岡尾 知子の美・薬膳な日々」http://ameblo.jp/yakuzen-navi/

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