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公開日:2021.01.01 更新日:2021.01.013476view

腸内大掃除~免疫力の強化法~

プチ不調は自分でカイゼン Vol.21

五臓の肺と大腸の関係
免疫力の7割は腸でつくられているといいます。
腸の環境を整えることは、免疫力アップにつながると考えることができます。

漢方では、「肺と大腸は経絡でつながっている表裏の関係」です。
肺は、呼吸や水の巡りを管理しています。
肺のはたらきが乱れると、咳、のど、声のトラブルや、鼻炎、ニキビ、アトピー、アレルギー症状や、かぜをひきやすいなどの症状があらわれます。

皆さんはこのような症状で悩んでいる時、お通じの調子が悪かったりしませんか?

大腸は、身体にとっての有害物質を排出する働きをしています。
「排出がうまくできないと、肺に関連した症状が出やすくなる」と考えることもできます。
逆に、大腸の環境が良いと、肺に関連した症状も軽減できます。
カゼの予防や花粉症に、ヨーグルトが良いと宣伝しているのもうなずけますね。

かぜを引かない強い身体をつくりたい、ニキビや吹き出物に悩んでいる、喘息やアトピーを良くしたい
また、便が臭い、食べたのにすぐお腹が減る、ストレスも多く暴飲暴食気味、などは腸からのSOSかもしれません。
このような方には、腸活がおすすめです。

腸活!簡単養生法
腸活の方法は様々です。その中でもおススメの養生法を紹介します。

●食物繊維とオリゴ糖で解毒排出力アップ
食物繊維には水溶性と不溶性があります。

水溶性食物繊維は、水を含むとドロドロになり腸内細菌のエサになります。わかめ、海苔、ひじき、めかぶ、もずく、昆布などの海藻類や、キウイ、アボカドなどにも豊富です。納豆やオクラ、里芋などのネバネバ食品にも多くふくまれています。

不溶性食物繊維は水を含むと膨張して腸の掃除をして便のカサが増します。
キノコ類や芋類、豆類に豊富ですね。オリゴ糖も善玉菌、特にビフィズス菌のエサになります。玉ねぎ、ごぼう、エシャロット、ニンニク、アスパラガス、納豆、きな粉、バナナ、はちみつなどに豊富です。

料理では、きんぴらごぼう、切り干し大根の煮物、ひじきの煮物、は特におすすめ。
いろいろ紹介しましたが、日本の伝統食を基本に、旬の野菜が一番の腸活です!

●酢野菜生活のすすめ
キャベツや玉ねぎ、大根、パプリカ、ミニトマト、キュウリ、キノコなどお好きな野菜を食べやすい大きさに。
保存容器やジップロックに野菜と、お酢を浸るぐらい入れて冷蔵庫で保存します。1日漬ければ完成です。らっきょう酢や黒酢など、様々なお酢で楽しみましょう。はちみつで味を調えるといいですね。
毎日、小皿1杯程度食べると、腸内環境が良くなります。

●姿勢よく、歩く、深呼吸
深呼吸で腸の上、歩くことで腸の下の動きをサポートします。
背筋を伸ばし姿勢を正しくすれば、腸に隙間ができ、腸は動きやすくなります。いくら腸に良いものを食べても、だらしない姿勢で台無しにならないようにしましょう。

松の実で潤腸通便!
松の実の生薬名は、「松子(しょうし)」と言います。

潤肺、養血、滑腸、のはたらきがあります。
乾燥や血不足による空咳、皮膚の乾燥、髪の毛のパサパサなどに良いです。
特に、腸に潤いを与え便を出しやすくするので、コロコロ便の方におススメです。
慢性便秘、老人性の便秘は、是非活用してください。

そのまま食べても、サラダのトッピングでパラパラと散らしてもいいですね。
クルミと一緒にすりつぶしてハチミツで練ってペーストを作ったり、
ミキサーにかけた松の実でお粥をつくるとクリーミーでおいしい松の実粥ができますよ。

冬の乾燥対策で、松の実を使ってみませんか。



鈴木 養平 - Youhei Suzuki[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]
1969年宮城県生まれ。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂入社。臨床を経験し、店舗運営、教育、調剤、広報販促に携わる。札幌に勤務中、TVの漢方コーナーにてレギュラー出演。漢方薬による体質改善の指導・研究にあたる一方で、“漢方をより身近に”とセミナー講師・雑誌・本の監修(『おうちでできる漢方ごはん』『かんたん・おいしい薬膳レシピ』)で活躍中
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