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2019.07.25793view

汗をかく夏の疲労回復に「梅シロップの寒天ゼリー」

家族の薬膳〜家族を守るママの養生 Vol.2

食育の梅シロップ作り

夏なのに肌寒い日が続いていましたが、カゼなどひいていませんか?

息子が久し振りに数日間高熱を出し、咳もひどいのでカゼかと思っていたら、発熱継続5日目に発疹が出てきて、流行中の手足口病だと判明しました。発熱で体力や食欲を奪われ、痰が絡む咳がひどく、特に夜寝ている間の咳で何度も泣きながら起きてはむせていて、とてもかわいそうでした。
長引く喉のカゼも流行っているそうなので、皆さんもお気をつけ下さい。

そんな息子は、普段お料理が大好きです。おままごと遊びは家でも保育園でもやっているのですが、実物でのお料理体験も少しづつ始めました。
ボウルで卵を混ぜてもらったり、納豆を混ぜてもらったり、玉ねぎの皮をむいてもらったり、プチトマトのヘタをとってもらったり。
最近は、包丁で切ることもしたがるので、私が野菜を切る手に手を添えてもらって、トントントンと切る感触を味わってもらっています。それでも十分嬉しそうです。

先日は自宅で梅シロップ作りをしました。昨年、保育園で上のクラスの子たちが梅シロップを作っていたのが楽しそうで、今年は息子にもやらせてあげたいと思っていたものです。

梅シロップは、青梅と氷砂糖を1:1の分量で保存ビンに入れて、1か月程度漬けこみます。生の梅から作る方法に加え、冷凍梅から作る方法もあり、冷凍梅から作る方が失敗しづらいそうです。
息子は、綺麗に梅を洗って、楊枝で上手にヘタを取って、梅と砂糖を交互に瓶に入れてくれました。小梅の時は楊枝で出来たのですが、大きな南高梅の時は楊枝では固くて取れず、ピンチョス用のピックで取りました。これには苦戦していましたが、諦めることなく上手にヘタを取ってくれました。
一緒にする作業はとても楽しく、梅シロップ作りもとても楽しそうだったので、毎年の恒例行事にしようと思います。

梅シロップのアレンジデザート

食育として始めた梅シロップ作りですが、梅のエキスたっぷりの梅シロップは疲労回復に重宝します。薬膳では、梅は発熱や汗などによる喉の渇きを癒し、疲労回復や暑気あたりにも効果があるとされています。
お水と割った梅ジュースや炭酸水で割って梅サイダーにしても美味しく、病中の食欲のない時にもさっぱりした味で癒してくれます。また様々なレシピにも応用できます。

今回は、梅シロップを使った、ヒンヤリ爽やかな寒天ゼリーをご紹介しましょう。

甘さ控えめで、アクセントのぶどうジュースが効いて、さっぱり食べられます。ぶどうジュースは、ぶどうにアサイーなども入った少し濃厚なジュースにしてもよいでしょう。甘めが好きな方は、梅シロップと水の量を調節ください。

【材料】
水:400ml
梅シロップ:100ml
寒天パウダー:4g
ぶどうジュース:適量

【作り方】
①鍋に水と寒天パウダーを入れ、かき混ぜながら火にかけ沸騰したら火を弱め、さらに2分ほどかき混ぜて、寒天パウダーを溶かします。
②火を止めて、梅シロップを加えて混ぜ合わせ、容器に流し入れ、冷やし固めます。
*寒天は常温でも固まります。常温で固めた場合は食べる前に冷やしてください。
③食べる直前に、ぶどうジュースを5mmくらいゼリーの上にかけて、完成です。

【食材メモ】
梅:喉の渇きを癒し、喉の腫れや痛みを和らげる。食欲増進させ、消化を助ける。疲労回復や夏バテに良い。
ぶどう:気血を補い、元気をつけ、疲労回復させる。喉の渇きを癒し、むくみや排尿異常を整える。

梅シロップを水で薄めて凍らせると、梅かき氷が作れます。こちらもとても美味しいです。柔らかいシャーベット状の氷なので、おろし器で簡単に削れます。梅シロップ原液のままでは凍らないので必ず水で薄めて下さいね。

市川三弓 - Miyumi Ichikawa
漢方スタイリスト、養生薬膳アドバイザー、ハーバルセラピスト、フードコーディネーター。
一児の母。自身の体調不良をきっかけに漢方・薬膳を学ぶ。肉親の病も薬膳でサポートし克服。飲食店舗での薬膳イベント開催や薬日本堂でのセミナー講師を経て、現在は子供向けの薬膳を日々研鑽中。


◎レシピ協力
『薬日本堂の漢方で体をととのえる穀菜食』(主婦の友社)
『はじめての漢方ライフ 薬膳レシピ&食材べんり帳』(主婦の友社)
◎子供のご飯記録:https://www.instagram.com/ikumeshi2017

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