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2016.02.01985view
身体を温めて水の巡りをととのえる【くるみ黒糖、黒豆ブレンド茶】

簡単薬膳レシピ(20)

一年で最も寒さが厳しくなる季節です。冬の寒さは身体を縮こませ「血」「水」の巡りが滞ってきます。手足の冷え、肩こり、腰や膝の痛み、胃の冷えによる消化不良などの症状が出やすくなります。また、冬の寒さは生命エネルギーを蓄える「腎」に大きな影響を与えます。「腎」の不調は老化現象にもつながるため、耳鳴り、頻尿、夜間尿、むくみなどの症状が出やすくなります。身体を温め、「腎」の働きを高める黒い食材、鹹味(塩味)を取り入れることによって身体を温めて水の巡りも改善しましょう。暖かくなり活動的になる春に向けてしっかり体調を整えましょう。

クルミ黒糖
「温」の性質のクルミと黒糖を組み合わせるおやつは市販品にもよく見かけます。余分なものを入れず簡単に作ることができ、老若男女どなたにも人気のあるおやつなので是非手作りしていただきたい一品です。

◎クルミ 
腰痛、耳鳴り、頻尿、肌の老化や滋養強壮やアンチエイジングにおすすめです。また、慢性の咳や便秘の解消に有効です。

◎黒糖 
血を補うので血行をよくし、お腹を温めるので冷えの改善や貧血時におすすめです。カゼの初期症状や下痢の時にも調味料として活用しましょう。

◎シナモンパウダー
冷えからくる関節痛、腹痛、下痢、排尿異常などにも有効です。女性特有の不調にもおすすめです。

◎紅茶 
身体を温める作用があり、口の渇きを潤し、イライラの解消にもおすすめです。

<くるみ黒糖>
■材料
クルミ・・・150g
黒糖・・・50g
抽出した紅茶・・・大さじ2(水だけでもOK)
シナモンパウダー・・・少々


■作り方
1. クルミをフライパンで5分ほど中火でから炒りする。

2. 鍋に黒糖と濃く抽出した紅茶を入れ中火で煮詰めていく。
3. 大きな泡がふつふつとしてきたら火を止めて、クルミとシナモンパウダーを加えるよく混ぜ絡ませる。
4. オーブンシートの上に移し、広げて冷ます。
(写真左)カリカリの食感を楽しめます。出来上がりは早めに食べる。
(写真右)冷ます前に粉黒糖(分量外)を全体に絡ませてから、広げて冷ますと日持ちする。

黒豆ブレンド茶
香ばしい黒豆と杜仲茶を組み合わせて、体を温めながら体の水の巡りをよくします。冷えから体を守ることによって水の巡りも良くなるので頻尿、夜間の尿のトラブルなどの改善にも有効です。

◎黒豆 
滋養強壮、アンチエイジングにおすすめの食材です。水分代謝も良くなるので、血・水の巡りをよくして月経不順、尿のトラブル、腰痛などにも有効です。(生の黒豆ではなく炒り黒豆を使用)

◎杜仲茶
中国では五大漢方生薬として扱われています。樹皮を生薬として使用します。お茶は葉っぱを使用します。
体を温める作用があり、足腰のだるさ、腰痛、膝の痛み、頻尿などにおすすめです。

<黒豆ブレンド茶>
■材料(2人分)

黒豆・・・大さじ1
杜仲茶・・・小さじ2

■作り方
1. 煎り黒豆は軽くくだいておく。

2. ティーポットに黒豆、杜仲茶を入れ熱湯を注いで5分程度蒸らす。
3. カップに注いで出来上がり。
*市販の黒豆茶もありますが炒り黒豆を自分で砕いてお茶にすると香ばしさが際立ちます。是非香りも一緒にお楽しみください。

中村 薫 - Kaori Nakamura -
[薬日本堂漢方スクール公認講師、漢方上級スタイリスト,養生薬膳アドバイザー]
kaori ハーブ&アロマテラピースクール主宰。 生薬やハーブ、ガーデンなどの植物自然療法の魅力を香港、イギリスでの7年間の海外生活で実感。現在、養生、食事、スキンケア、ハウスケアなどを実生活にて自ら実践中。多くの方に植物の力の良さを伝えると共に、セルフケアを楽しんでいただくことを目標に漢方養生、ハーブ、アロマテラピーなどの講座で活躍中。AEAJ認定アロマテラピーインストラクター,AEAJ認定アロマセラピスト,JAMHA認定ハーバルセラピスト。

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