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2014.11.01427view
気血の巡りをよくして冬支度【リンゴと生姜の甘酒、気軽に楽しむ秋の養生茶】

簡単薬膳レシピ(5)

11月7日は「立冬」。この日から立春までが暦の上で冬となり、冬の気配がうかがえるようになります。この頃になると寒さが増し、朝の通勤時に咳こんでいる人も多く目にし、テレビなどでもインフルエンザ予防のニュースが耳に入ってきます。この時期の養生は、まず体を冷さないよう衣服に気を配ることが大切です。そして、正気を養い、心と体の巡りを良くし、冬支度を整え「楽しい冬」を迎えましょう。

背景色★リンゴと生姜の甘酒★
体の巡りを良くし、胃腸を整える「リンゴと生姜の甘酒」をご紹介します。これからイベントや飲み会などが増える時期、「冬を元気に」過ごすために、今から体調を整えましょう。

◎甘酒
気力を補い、潤す働きがあり、体力の回復や血行の改善によい飲み物です。
甘酒には酒粕に砂糖を加えて作ったものと麹から作ったものの2種類あります。今回はアルコール分のない麹から作られた甘酒を使用しますが、酒粕の甘酒で作ることも可能です。

◎ 生姜
生姜は食材でもあり、漢方の生薬にもなっている食薬です。昔から咳止めの飴や生姜湯などでおなじみですが、体を温めるので、冷えによるトラブルや、食欲不振の時などにもおすすめの食材です。

◎リンゴ
体に潤いを与えてくれる、秋から冬にかけて旬の果物です。特に五臓の肺(呼吸器全般・水分代謝の機能)を潤すので、喉の乾燥による空咳におすすめです。また腸のトラブル、消化不良が気になる方は食生活に取り入れましょう。

◎ 黒糖
脾(胃腸の消化機能・栄養吸収に関わる働き)を補い、血を巡らせる働きがあります。体が疲れやすく、冷えを感じる方におすすめの甘味料です。

■材料(2人分)
甘酒  100cc
リンゴ 1/2個
生姜  厚さ3mm程度を1片
黒糖 ティースプーンに1杯程度
水   100cc前後

■作り方
1.リンゴの皮を剥き、一口大に切る。
2.ミキサーに、甘酒、リンゴ、生姜を入れて形がなくなるまで撹拌する。
3.鍋に2で混ぜた物を移し、黒糖を入れて弱火で温め、黒糖がとけたら器に盛る。

*甘酒はメーカーで濃さや甘味が違います。100ccを目安として、水で甘さやとろみを調整しましょう。

★気軽に楽しむ秋の養生茶★
気・血を補い、巡りをよくする養生茶をご紹介します。ご家庭はもちろん、紅茶のティーバッグを利用すれば、オフィスでも手軽に楽しむことが出来ます。
甘みが欲しい時は体調に合わせ、蜂蜜やキビ砂糖、黒糖を加えましょう。

◎ 紅茶
体を温め、余分な水分を排出し、また喉の渇きを潤す働きがあります。寒さを感じ、鼻水が出るときの手軽なケアとして活用できるお茶の1つです。

◎ ナツメ(大棗:たいそう)
ほんのり甘味のあるナツメは、気血を補い、体の乾燥を防ぎ、体力の回復に役立ちます。また、胃腸の調子を整えて心の緊張を和らげる働きもあるので、ストレスを感じる方にもおすすめです。
◎枸杞の実
手軽に使えて美味しい枸杞の実は、気血を補い、肺を潤す働きがあります。滋養が大切になるこの季節に、ぜひ取り入れて頂きたい食薬の1つです。

■ 材料
紅茶 3g(ティーパックでも)
ナツメ 1個
枸杞の実 4〜5粒

■ 煎れ方
1. ナツメをスライスする。
2. ポットなどに材料を入れ、沸騰した
お湯を注ぎ、3~4分蒸らす。
3. カップに注ぐ

*枸杞の実はそのまま食べていただいても大丈夫です。
*茶葉について:渋みが苦手な方は、アッサムよりもダージンリやヌワラエリア、
ディンブラなどがおすすめです。

楠田 直美 - Kusuda Naomi
[漢方スタイリスト・薬膳養生アドバイザー・英国IFPAアロマセラピスト]
漢方と自然療法で病気を克服した経験を生かし「頑張りすぎて続かないより、出来る範囲で楽しみながら」をモットーに、人生を豊かに暮らしたい人を応援する「一波(かずは)」として活動をし、漢方薬膳・自然療法を取り入れた講座やセラピーを提供。
現在、「薬膳酒作り」「はじめての漢方入門」の講師として活躍中。

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