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2014.10.01521view
秋の味覚で気と血を補う【栗と木の実の蜂蜜漬け、きのこのコンフィ】

簡単薬膳レシピ(4)

暑すぎず寒すぎず、過ごしやすい季節となりました。
これから秋が深まるにつれ、冬に向けての養生も忘れずにいたいものです。
今回は、秋の味覚を楽しみながら寒さに備えて気・血を補い、そして身体を潤すことができる保存食、
「栗と木の実の蜂蜜漬け」、「きのこのコンフィ」をご紹介します。

栗と木の実の蜂蜜漬け

◎栗
気を補い、脾と腎の働きを良くするので、疲れやすい、足腰がだるいといった方に大変おすすめです。また血の巡りも良くするため、冷えて血流が滞りがちなこれからの時期は積極的に摂りましょう。

◎木の実(ナッツ類)
身体を潤して便通を良くする作用のものが多く、また血を補い巡らせます。市販のミックスされた物が便利。食塩無添加の素炒りを選びましょう。

◎ドライフルーツ
血を補う働きがあり、特にいちじくは肺と大腸を補うので、喉の乾燥や便秘におすすめです。また、蜂蜜も気を補うとともに脾や肺に良いので、疲れやすい、食欲不振、皮膚の乾燥、咳や痰といった時に摂りましょう。潤いも与えてくれます。

<栗と木の実の蜂蜜漬けレシピ>
■材料
・栗
・木の実(くるみ、アーモンド、落花生、カシューナッツなど)
・ドライいちじく(イラン産のものがおすすめ)
・蜂蜜
※使用する瓶の大きさを目安に各素材を適量

■作り方
1.栗は、生栗であれば茹でて皮をむきます。少しかために茹でる方が良いでしょう。
 市販の甘栗も使えますが、甘味が強くなります。
2.木の実は170℃のオーブンで20分ほどローストします。フライパンで乾煎りしても
 良いですが、焦げやすいので気をつけてください。
3.ドライいちじくは半分にカットし、栗も適宜、他のものと大きさを合わせます。
4.粗熱をとった1.~3.を保存瓶に詰めます。ドライいちじくの断面が見えるようにしながら詰めていくと、見た目にも綺麗です。
5.蜂蜜を注ぎ入れます。瓶の中身が全て蜂蜜に浸るように、瓶の口まで注ぎます。
 ここで蜂蜜に浸っていないものがあると、カビが発生する可能性がありますので注意してください。
6.瓶の蓋を閉め、1週間ほどおいてしっかり馴染ませます。
そのままでも、クリームチーズと一緒にパンやクラッカーにのせておつまみにするなど、楽しんでください。


きのこのコンフィ
秋が一番美味しい「きのこ」。きのこのコンフィはオリーブオイルでじっくりと煮て作る、ワインにも合う洋風の保存食。コンフィはフランス料理の調理法のこと。オイル煮が一般的ですが砂糖で煮る時もコンフィといいます。

◎舞茸
気を補う働きに優れているので、消化機能が低下している時におすすめです。さらに五臓全てを補うので是非積極的に取り入れましょう。
◎しめじ、マッシュルーム
血を補う働きがあり貧血や腰痛、肌荒れに有効、エリンギは身体を潤すので秋冬の乾燥に対応してくれます。
◎にんにく
気・血の巡りを良くして身体を温め、強い抗菌、解毒、鎮静作用があります。気分の落ち込みやストレスの解消にも有効です。
◎オリーブオイル
肺の余分な熱をとり、潤す作用があるので、鼻や喉の乾燥・痛み、乾燥肌、便秘の改善に。食用油の中でも酸化しにくく、活性酸素から身体を守るとされています。

<きのこのコンフィレシピ>
■材料
きのこ類(椎茸、舞茸、しめじ、マッシュルーム、エリンギなど)
オリーブ油・・・適量
にんにく・・・1かけ
塩 小さじ1/2~1・・・お好みで
ローリエ・・・1枚
※使用する瓶の大きさを目安に各素材を適量

■作り方
1. きのこは石づきを取り、手でほぐします。椎茸やマッシュルームはスライスします。
 加熱すると縮むので、スライスするときは実際に食べたいサイズよりも大きめにします。
2. 鍋にきのこを入れ、ひたひたになるぐらいのオリーブ油・にんにく・塩を入れ、火にかけます。
3. 沸騰する前に弱火にし、そのまま15分ほどじっくりと火を入れます。
4. 火を止め、鍋の中で冷まします。
5. 保存瓶に4とローリエを入れ、しっかりと蓋を閉めます。
容器に入れる時は、オリーブオイルにきのこが完全に浸かっているようにしましょう。
空気に触れている部分があると、そこから傷んでしまいます。
料理のつけあわせに、パスタの具に、ピザのトッピングに、等、応用しやすい常備菜です。

古橋 智子 - Tomoko Furuhashi
[ 漢方上級スタイリスト,養生薬膳アドバイザー ]
[ 中国茶文化協会認定中国茶アドバイザー ]
20代から保存食作りに親しみ、おもに東京と埼玉の子育て支援サロンやカルチャーサロンでワークショップ講師として活動。イベント出展もおこなっている。
素材の旬だけでなく、体質・体調に合った材料での保存食作りをしたいという思いから漢方を学び、単なる保存食にとどまらない「薬膳保存食」のレシピを次々考案中。

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