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2020.04.011086view

疲れ目の対策!~春は目のトラブルが多い!?~

プチ不調は自分でカイゼン Vol.12

老化の始まりは目から?

老化の進行をゆるやかに延ばそう、あるいは症状が現れる前に身体の不足を補充していこうという考えを「延緩衰老」(えんかんすいろう)といいます。
それによると、「50歳から五臓六腑の肝が弱りはじめ、視力が減退し始める。老化の始まりである」とされています。

現代を見ると、携帯電話の普及、テレビやゲーム、パソコンなど刺激の強い画面を凝視していることの多い生活で目が酷使されています。
視力低下、かすみ目、目の充血、疲れ目、ドライアイなどでお悩みの方は若い方にも多く、老化が早まっている?とも考えられます。

漢方では、目にあらわれる症状は、「肝」のトラブルと考えます。
肝は、「血」を貯蔵する働きをしています。
その血が不足すると目に栄養が届かなくなり、疲れ目や充血、視力低下が起こります。
肝はまた、涙の分泌にかかわる自律神経のバランスをとる働きをしているため、肝のトラブルにより涙がうまく分泌されずドライアイを招きます。

「目は口ほどにものを言う」と言いますが、感情が目に現れるのも肝が関係していますね。

また肝は、春の風に影響を受けやすいのでこの時期、目のショボショボやピクピク、気持ちの不安定な方も多いのでは?

疲れ目の簡単養生法

血を消耗させてしまう要因としてあげられるのが、
・目の使い過ぎ
・睡眠不足
また、女性の場合は婦人科のトラブルです。良質の血を作り出すのはとても大切です。
(「ようこそ!はじめての漢方 Vol.9 血流改善法」参照)
それ以上に、目を休める、しっかり寝る、など血を消耗しない生活をするのが大前提になります。

●手のひらケアで疲れ目対策
手のひらを合わせ上下に何度もこすり合わせます。
手のひらがどんどん温かくなると思います。その、温かくなった手のひらを、両目にあててみましょう。手のひらから「気」が流れ、目のつかれに良いですよ。

●クコの実と菊花
クコの実で肝の血を補い、菊花で肝のイライラや充血を取ります。
杞菊(こぎく)と言い、肝を整える組み合わせですね。
目のケアにもおススメです。

杞菊茶
クコの実10g、菊花2gにお湯500mlを注いでお茶代わりに飲む。

杞菊酒
クコの実30gと菊花5gに氷砂糖30gを入れホワイトリカ―300mlに約1カ月漬け込む。
※レモン1/2をスライスして一緒に漬け込むとさらに飲みやすくなります
※氷砂糖は初めに入れず飲むときにハチミツなどで調整しても可
おちょこ1杯程度をお湯割にして飲む。

杞菊が入った漢方薬もあります。

杞菊地黄丸(医薬品)
効能効果:体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、尿量減少又は多尿で、ときに手足のほてりや口渇があるものの次の諸症:かすみ目、つかれ目、のぼせ、頭重、めまい、排尿困難、頻尿、むくみ、視力低下

メグスリの木で疲れ目対策

カエデの仲間で、山形、宮城県から四国、九州の山地に自生する日本特産の落葉高木です。
樹皮や小枝を煎じた液で目を洗うと眼病に効くことからこの名前が付きました。

江戸時代以前から京都や播磨では眼病の特効薬としてよく知られており、目のかすみが解消されて、千里の先までよく見えるようになる、ということから「千里眼の木」とも呼ばれています。

フェール配糖体のエピ・ロードデンドリンという成分が、眼病のみならず、二日酔い、肝機能の向上、動脈硬化予防等に効果があるとされています。

ちょっと苦みがあるお茶ですが、興味のある方は是非お試しください。

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鈴木 養平 - Youhei Suzuki[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]
鈴木 養平 - Youhei Suzuki[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]
1969年宮城県生まれ。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂入社。臨床を経験し、店舗運営、教育、調剤、広報販促に携わる。札幌に勤務中、TVの漢方コーナーにてレギュラー出演。漢方薬による体質改善の指導・研究にあたる一方で、“漢方をより身近に”とセミナー講師・雑誌・本の監修(『おうちでできる漢方ごはん』『かんたん・おいしい薬膳レシピ』)で活躍中
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