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2020.03.101017view

春の〝ゆらぎ肌〟バリア対策に「鶏肉入り発散サラダ」

未病を癒す美養生 Vol.6

乙女の悩み…ゆらぐ春肌

弥生3月。例年なら花粉症の話題で持ち切りになるこの時期ですが、今年は新型コロナウイルスの問題でもちきりです。新薬の開発が急がれますが、私たちが自分でできるケア行うことは何よりも大切。手洗い、うがい、消毒、マスクに加え、薬膳や漢方の知恵も積極的に取り入れていきたいものです。

このコラムでは、毎回、美容を切り口に、自分でできる漢方養生に関する情報をお届けしています。春先の美容で重要なテーマのひとつが、いわゆる〝ゆらぎ肌〟。〝ゆらぎ肌〟とは、ふだんは問題ないのに、季節や体調の変化で肌のコンディションが崩れる状態のことです。冬からの乾燥を引きずり、バリア機能の低下した肌は、一時的に非常に敏感になります。痒みが出たり、荒れたり、愛用の化粧品が急に合わなくなったりといったお悩みが増えてきます。

痒みを起こす風邪(ふうじゃ)

春、肌がムズムズ痒くなるのはなぜなのか。東洋医学的に考えると、その原因は、自然界で旺盛になる「風(ふう)」の影響にほかなりません。

春は、強い風とともにやってきます。風は埃や花粉、菌やウイルスなどを伴って人々の体を侵襲。軽く舞い上がる性質があることから、体の上半身を襲うといわれています。
バリア機能の弱った体に侵入した風は、「風邪(ふうじゃ)」となってさまざまな不調の引き金に。まっさきに起こる症状のひとつが、体の一番表面で守ってくれる皮膚や呼吸器のトラブルなのです。東洋医学では、〝ゆらぎ肌〟といわれる肌トラブルも、花粉症による鼻水・目の痒みも、原因は同じだと考えます。

香味野菜が風邪を発散させる

では、日々の暮らしでどんなケアをしていけばよいのでしょう。

体表を襲う風邪の対策におすすめなのが、生姜、紫蘇、ねぎ、みょうが、パクチーといった香味野菜です。これらの野菜には、体表を開いて邪気(病気の原因)を発散し、追い出す性質があります。爽やかな香りには、気の巡りをよくする働きも期待できます。また、体を温めてくれる性質もあるので、春先の気候の変化に合わせて体内の陽気を高めるのにも一役買ってくれるでしょう。

今回ご紹介するのは、好みの香味野菜をふんだんに組み合わせた「発散サラダ」。
気を補う鶏肉と、潤いを与えて乾燥を防ぐ白胡麻を加えることで、発散させながら皮膚・粘膜のバリア機能のサポートも狙った一品です。

材料(作りやすい分量)
・紫蘇…3枚
・長ねぎ…1/2本
・みょうが…1個
・生姜…1片
・鶏むね肉…100g
・胡麻油…小さじ1
・塩…少々
・好みの柑橘…適量
・白胡麻…適量

作り方
① 鶏肉は長ねぎの青い部分と一緒に水からゆで、火が通ったらゆで汁ごと冷ます。冷めたら手で細かくほぐす。

② 紫蘇、生姜は千切りに、長ねぎは縦半分に切ってから白髪ねぎに、みょうがは半分に切ってから斜め薄切りに、春菊は食べやすくちぎる。柑橘(今回はデコポンを使用)は、皮をむき、小さめにカット。少量は果汁をしぼる。

③ ①と②をボウルに入れ、塩、胡麻油を加えてあえる。最後に白胡麻をひねりながら加えてひと混ぜすれば出来上がり。

爽やかな香りを味わうサラダは、新入学、転勤、異動などで生活が変わる方にとっては、ストレス対策にも二重丸! 洋風、和風、どちらの料理にも合う格好の副菜ですので、ぜひ、作ってみてください。

体質改善を行いたい方、ご不安な方、薬日本堂の漢方相談はお一人おひとりに合った養生法をお伝えいたします。
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岡尾知子 - Tomoko Okao
漢方養生指導士(漢方上級スタイリスト)、国際中医師、国際薬膳師。美容・健康をテーマに美容・健康エディターとして仕事をする中で東洋医学に関心をもち、漢方、中医学、薬膳を学ぶ。雑誌やラジオ、イベントなどを通じて、美容と健康のための薬膳や養生についての啓発活動を行う。著書に『美★薬膳』(主婦と生活社)がある。
現在「食べて学べる月イチ薬膳教室@TUMUGU東京青山」開催中。詳細は「TUMUGU東京青山」で検索を!「FYTTE Web」にて「不調知らずの体になる! 季節の薬膳レシピ」連載中。
◎薬膳教室:「TUMUGU東京青山」http://www.tumugu-aoyama.jp/
◎HP:「薬膳ノート」http://www.yakuzennote.com
◎ブログ「Eat & Run! 岡尾 知子の美・薬膳な日々」http://ameblo.jp/yakuzen-navi/

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