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2019.11.22794view

木枯らしの乾燥対策!疲れ目に「キャロットラペ」

家族の薬膳 〜家族を守るママの養生 Vol.6〜

風邪予防にアロマを活用!乾燥と去痰対策

暦の上では小雪を過ぎ、雪の便りが届く頃になりました。
朝晩の冷え込みが一層厳しくなる季節。風も冬の冷たさに変わり、自転車に乗っていると手袋を出そうかしらと思う日も増えてきました。

乾燥もより一層進んでいます。
湿度計を見てみたら35%!という日もあり、慌てて加湿をし始めました。
皆さんはどのように対策していますか?
アロマディフューザーがあるご家庭では、ユーカリやティートリー等のアロマを一緒に焚くと、風邪予防にもなりますし、スッキリ気持ちの良い香りが充満しますので、ぜひお試しください。
我が家の幼児も少し痰が絡む咳をしているので、ユーカリの去痰(痰を取り除く)作用を期待し焚いています。

子供が体調を崩した時は、ママも注意が必要です。私自身も無理が重なり、久しぶりに体調を崩してしまいました。ママになると、自分のことは後回しになり、平日も休日も休養する暇もなく、体調の崩れ始めに気づいても休めません。
でも、こじらせないためには早めの休養が大切です。
年末に向け更に忙しくなる季節ですので、ご家族だけではなく、ご自身のお身体にもくれぐれもご留意ください。

疲れ目対策「キャロットラペ」

空気が乾燥すると、喉や肌だけではなく、目も乾燥します。
漢方では症状を引き起こす乾燥を燥邪(そうじゃ)と呼び、全身の潤いを奪うと考えます。
冬は空気の乾燥に加え、エアコンの稼働により室内はさらに乾燥し、ドライアイを強く感じる季節だとも思います。

漢方の五臓の考え方では、肝に貯蔵された血は目に栄養を与え、物を見て、五色を見分ける力を養い、肝血が不足すると、視力の低下や、眼精疲労、目の乾燥が起こると捉えています。

今回は、肝血を補い、目の乾燥や疲れを癒やすキャロットラペをご紹介します。
本来、寒い時期に生野菜はあまりお勧めしないのですが、ステーキなど肉料理に添える野菜として、ハンバーガーやサンドイッチの一つの具としてご利用頂けたらと思い、ご紹介することにしました。

今が旬のにんじんは目の乾燥やかすみ目を癒します。
そこに目の疲れを癒すクコの実を加え、気血を補うレーズンも加えます。
ビネガーで酸味付けをすることが多いラペですが、酸っぱいと子供が食べられないので、程よい酸味と甘みもあるオレンジジュースで薄めの酸味付けにしています。

にんじんのβカロテンは油と一緒に摂取することで吸収率がアップするのですが、オイルが入るとオレンジの風味が損なわれるので、こちらには入れていません。
ぜひお肉やお魚などのメインディッシュと共にお召し上がりください。

材料
・にんじん:1本
・クコの実:15粒
・レーズン:10粒位(クコと同量位)
・オレンジジュース:小4
・レモン汁:小1/2
・塩、胡椒:適量

作り方
①にんじんをスライサーで千切りにしてボウルに入れる。
②クコの実、レーズンを半分に切り、①に加える。
③①にオレンジジュース、レモン汁、塩・胡椒を加え和えたら完成です。

食材メモ
にんじん:肝血を補い、目の乾燥、かすみ、視力低下を癒やす。脾の働きを高め、食欲不振、下痢や便秘を整える。
クコの実:肝腎の機能を高め、眼精疲労や視力低下、耳鳴りや足腰の老化改善をサポートする。

疲れ目には、クコと菊花のお茶もお勧めです。菊花は、目の乾燥やかすみ、充血を癒してくれます。ミントも混ぜると、頭の上部の熱感をスッキリしてくれますし、飲みやすくなります。

市川三弓 - Miyumi Ichikawa
漢方スタイリスト、養生薬膳アドバイザー、ハーバルセラピスト、フードコーディネーター。
一児の母。自身の体調不良をきっかけに漢方・薬膳を学ぶ。肉親の病も薬膳でサポートし克服。飲食店舗での薬膳イベント開催や薬日本堂でのセミナー講師を経て、現在は子供向けの薬膳を日々研鑽中。


◎レシピ協力
『薬日本堂の漢方で体をととのえる穀菜食』(主婦の友社)
『はじめての漢方ライフ 薬膳レシピ&食材べんり帳』(主婦の友社)
◎子供のご飯記録:https://www.instagram.com/ikumeshi2017

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