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2019.09.25717view

運動会後の筋肉疲労に「薬膳仕立ての牛肉ステーキ」

家族の薬膳 〜家族を守るママの養生 Vol.4〜

季節の果物と行事

先日の天災にて被災された方々には心からお見舞い申しあげるとともに、復興に尽力されている皆様も、安全に留意され一日も早い復興をお祈り申し上げます。

真夏日も落ち着いてきて、暑い日もまだありますが、秋めいた涼しい時間が増えてきました。
季節の移ろいと共に、旬の果物も変わりゆきますが、我が子は少し前から柿が食べたくなったようで、「柿食べるー!」と、思い出しては叫んでいます。
「まだ売っていないのよ。もう少し涼しくなってきたら食べられるよ。」と伝えていますが、2歳児には秋にならないと柿が食べられないことはまだ分かってもらえません。早く売り始めないかなと、スーパーに行っては果物売り場をチェックする日々です。

来月10月といえば、町内会や学校、幼稚園の行事として運動会がありますね。
普段から運動をしているお子さんには楽しい行事。
ただし父兄にとっては、父母参加競技で全力疾走してヘトヘトになり、運動不足を実感する日でもあります。
そこで今回は、運動会など体をたくさん動かした時におすすめしたい食材をご紹介します。

それは意外かもしれませんが、牛肉です。

牛肉は最近では、鉄分を補給できる食材としても注目されていますが、漢方でも栄養である血(けつ)を補う食材として捉えており、更には元気の源でもある気(き)も補い、運動などで酷使する筋肉も補ってくれる食材として考えられています。

薬膳で運動会の疲れを癒す

今回は牛肉に消化を助けるクミンをまぶし、気の巡りを助ける陳皮(ちんぴ)も一緒に焼き、ステーキにします。クミンの量が多いと幼児が食べづらいので、家族構成により量の調整をしてください。

付け合わせには、血行をよくするニラを使用しました。
日頃使っていない筋肉を傷めて筋肉痛が出たり、無理な動きで打ち身や腰痛が起きたときにも有効です。
今回は子供でも食べやすいように、ニラを少量にしましたが、大人だけで食べる場合は、ニラの量を増やしてもよいでしょう。

ただ、牛肉やクミン、ニラは体を温める働きがあるので、トマトの冷やす働きも加え、体に余分な熱がこもりすぎるのを防ぎましょう。
運動会当日がとても気温が高く、体に熱がこもっていそうだったらクミンは控えめにしておきましょう。

【材料】
ステーキ
・牛肉:1枚(250g位)
・クミンパウダー:少々
・塩・胡椒:少々
・陳皮:ふたつまみ
・オリーブオイル:適量

付け合わせ
・プチトマト:10個
・ルッコラ:40g
・ニラ:1株(12g位)
・醤油:小1
・赤ワイン:小1
・塩・胡椒:少々

【作り方】
①牛肉にクミンパウダーと塩胡椒少々して下味をつけます。
②ニラ・ルッコラを3cm幅に切ります。
③フライパンにオリーブオイルと陳皮を入れ、弱火で少し炒め香りを出します。香りが出てきたら①の牛肉を入れ、中火で3分焼きます。
④裏返したら弱火で2分焼き、フライパンから出してホイルで包み10分寝かせます。
⑤次に付け合わせを同じフライパンで焼きます。焦げ防止のためフライパンの陳皮は取り出し、プチトマトを焼きます。くったりしてきたら、ニラ、ルッコラの茎を加え、醤油・赤ワイン・塩・胡椒で味付けをして、最後にルッコラの葉を加えてさっと炒めます。
⑥お皿に④のお肉と、⑤の付け合わせをよそったら完成です。

【食材メモ】
牛肉:気血を補い、虚弱体質や無気力の改善に良い。骨や筋肉を強くし、足腰に力をつける。
ニラ:気の巡りや血行を良くするので、打撲による腫れや痛みに良い。体を温め、腰痛を緩和する。

一所懸命に子供を応援すると、声もかすれてしまいます。
デザートには、声枯れ予防の梨をおすすめします。
梨は肺から潤してくれ、のどの炎症を楽にしてくれます。

家族みんなで頑張った体は、その日のうちに薬膳で癒してあげましょう。

市川三弓 - Miyumi Ichikawa
漢方スタイリスト、養生薬膳アドバイザー、ハーバルセラピスト、フードコーディネーター。
一児の母。自身の体調不良をきっかけに漢方・薬膳を学ぶ。肉親の病も薬膳でサポートし克服。飲食店舗での薬膳イベント開催や薬日本堂でのセミナー講師を経て、現在は子供向けの薬膳を日々研鑽中。


◎レシピ協力
『薬日本堂の漢方で体をととのえる穀菜食』(主婦の友社)
『はじめての漢方ライフ 薬膳レシピ&食材べんり帳』(主婦の友社)
◎子供のご飯記録:https://www.instagram.com/ikumeshi2017

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