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2018.09.251708view
「ほうれん草とバナナのパウンドケーキ」で便秘対策

子供の薬膳〜乳幼児編 Vol.4

陽から陰への移ろい、秋の養生法

風が涼しくなり、陽が落ちるのも早くなり、秋の訪れを感じる日々です。

一年を陰陽で見ると、夏は陽のピーク、冬は陰のピークと捉え、秋は陽から陰に移行している季節と考えます。
立秋から立冬までの秋の3ヶ月は、暑い夏から、寒い冬へ身体を慣らしていく期間です。

この時期の養生方法は主に3つあります。

1.早寝早起きを心がける。
2.草木を枯らす空気から、身体に悪影響が来ないように、心を安らかに保つ。
3.気を徐々に収め、意思をあちこちと外に向かって出さないように心がける。

秋の季節に合わせた養生法が出来ないと、
肺気が損なわれ、次に来る冬に消化機能の低下などの症状が出てきてしまいます。

また、秋は夏に衰えた消化吸収機能を整え、消耗した体力を養う季節でもあります。

過ごしやすい季節ですが、活動しすぎず、食欲の秋・読書や芸術の秋として、静かに穏やかに、エネルギーを貯蓄しながら過ごすのが、漢方理論に則した秋の過ごし方になります。

保湿で便秘を予防

秋は乾燥の季節でもあります。

漢方では肌と大腸は繋がっていると捉えています。
その為、肌が乾燥している時は便秘にもなりがちです。

便秘が気になる時は、腸を食べ物で潤しつつ、肌も保湿クリーム等で潤すようにしましょう。

また、子供が便秘になる原因の1つに、いきむ力が弱い事もあるそうです。
食べ物で、少しでも排泄しやすい便にしてあげたいですね。

今回のパウンドケーキには、腸を潤すほうれん草とバナナを入れました。
腸が潤うと肌も潤いますので、ママにも嬉しいおやつです。

うちの子はバナナの食感が苦手なのか、バナナの形状があると食べないので、ブレンダーで全て潰して作っています。
ほうれん草も一緒にブレンダーで潰すので、繊維質も細かくなり、苦味もバナナの風味で緩和されるので、ぱくぱく食べてくれます。

粉は米粉と小麦粉のブレンドにしました。
パン好きな子でも、米粉入りだとお米も食べてくれているという、ママの安心感にも繋がります。

「ほうれん草とバナナのパウンドケーキ」

【材料】
ほうれん草...7枚位(茹でた状態で25g位)
バナナ...1本
卵...2個
甜菜糖...大2
オリーブオイル...小1
米粉...40g
薄力粉...40g
ベーキングパウダー...2g

【作り方】
① オーブンを170度で余熱しておく。ケーキ型に分量外のオイルを塗り、クッキングシートを敷いておく。
② ほうれん草を茹でる。
③ ボウルに茹でたほうれん草、バナナ、卵を入れ、ブレンダーで混ぜる。
④ 甜菜糖、オリーブオイルを加え混ぜる。
⑤ 別のボウルに米粉、薄力粉、ベーキングパウダーを入れ、ふるいながら④のボウルに混ぜる。
*粉を入れてからはゴムベラで切る様に混ぜる。
⑥ 型に⑤を流し入れ、数回型を持ち上げて落とし、中の空気を抜く。
⑦ 余熱しておいた170度のオーブンで35分焼く。
⑧ 焼きあがったら、竹串を刺して生地が付いて来なければ焼き上がりです。

【食材メモ】
ほうれん草:血を補い、身体を潤し、乾燥肌や便秘を整えます。身体の余分な熱を取り充血を鎮めます。
バナナ:身体の熱を冷まし、乾燥を潤し、腸を滑らかにします。乾燥から起こる空咳にも良い食材です。

ほんのり甘みがあり、しっとりとした食感で、大人でも美味しいおやつです。
手づかみで食べやすいので、ピクニックのおやつとしても重宝します。

市川三弓 - Miyumi Ichikawa
漢方スタイリスト、養生薬膳アドバイザー、ハーバルセラピスト、フードコーディネーター。
一児の母。自身の体調不良をきっかけに漢方・薬膳を学ぶ。肉親の病も薬膳でサポートし克服。飲食店舗での薬膳イベント開催や薬日本堂でのセミナー講師を経て、現在は子供向けの薬膳を日々研鑽中。


◎レシピ協力
『薬日本堂の漢方で体をととのえる穀菜食』(主婦の友社)
『はじめての漢方ライフ 薬膳レシピ&食材べんり帳』(主婦の友社)
◎子供のご飯記録:https://www.instagram.com/ikumeshi2017

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