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2016.07.01932view
「酸甘化陰」で紫外線&夏バテ対策【プチトマトの蜂蜜ピクルス】

薬膳常備菜Vol.2

もうすぐ夏本番。キャンプやリゾートなど、楽しい計画を立てている方も多いのでは?

日差しを浴びる機会が増えるこの時期に気になるのが紫外線です。真夏の強い紫外線は、シミ・ソバカスはもちろん、さまざまな肌老化の原因に。日焼け止め、帽子、日傘、サングラスなど、あの手この手で多重防護を図りたいですね。それに加え、食べ物で、体の内側からも紫外線対策を。積極的にとるべきは、抗酸化力のある夏野菜です。夏野菜は、紫のナス、真っ赤なトマト、緑のピーマンなど、みんなとってもカラフル!

実はこの鮮やかな“色”こそ、強い日差しから身を守るために備えた夏野菜のパワー、抗酸化物質(ポリフェノール)の色なのです。

トマトが赤くなると医者が青くなる

今回お勧めしたい薬膳食材は「トマト」。ヨーロッパでは「トマトが赤くなると医者が青くなる」といわれるほど栄養たっぷりの野菜で、特に抗酸化成分の「リコピン」は、生活習慣病予防の分野でも注目を集めています。薬膳では、トマトは熱を冷まして乾きを癒し、暑気あたりによる食欲不振におすすめの食材。まさに、紫外線によるさまざまな熱症状にうってつけですよね!

今回ご紹介するのは、紫外線&熱中症対策にも役立つ「トマトの蜂蜜ピクルス」。

旬のプチトマトを、蜂蜜たっぷりの酢につけた常備菜です。味(五味)の性質を利用する薬膳には“酸甘化陰(さんかんかいん)”という言葉があり、酸味と甘みを合わせると「陰(=潤う力)」が生まれると考えます。甘酸っぱいピクルスは、トマトの抗酸化力と、酸甘化陰の“潤い力”の両方を狙った健康食。暑さが本格化する前の今の時期から、冷蔵庫にストックしておいてはいかがでしょう。

■材料(作りやすい分量)
プチトマト・・・2パック(25~30個)
[ピクルス液]
酢・・・1カップ
水・・・100cc
蜂蜜・・・大さじ3
三温糖・・・小さじ1
塩・・・小さじ1/2
黒こしょう(粒)・・・10粒
ローリエ・・・1枚

■作り方
1. プチトマトはヘタをとって洗い、爪楊枝で3~4か所穴をあける(柔らかいのがお好みの場合は湯むきしてもよい)。
2. ピクルス液の材料を鍋に入れ、沸騰させてから冷ます。
3. 保存用の瓶に①を入れ、②を注ぎ入れて1日漬ける。冷蔵庫で保存し、1週間程度保存可能。

【薬膳食材メモ】
トマト:体の熱を冷まし、口渇を癒す。暑さによる食欲不振、不眠などに。
蜂蜜:気を補い、肺や皮膚を潤して乾燥を防ぐ。
酢:血の巡りをよくする。酸味の収斂作用で、汗の出過ぎによる消耗を止める。

写真右:モツァレラチーズとバジルの葉を添え、オリーブオイルと岩塩、ブラックペッパーをふって「カプレーゼ」に。
写真左:蜂蜜レモンのジュレに、湯むきしたピクルスをのせてサワーデザートに。

岡央知子 - Tomoko Okao
漢方養生指導士(漢方上級スタイリスト)、国際中医師、国際薬膳師。美容・健康をテーマに美容・健康エディターとして仕事をする中で東洋医学に関心をもち、漢方、中医学、薬膳を学ぶ。雑誌やラジオ、イベントなどを通じて、美容と健康のための薬膳や養生についての啓発活動を行う。著書に『美★薬膳』(主婦と生活社)がある。
◎薬膳教室:「TUMUGU東京青山」http://www.tumugu-aoyama.jp/
◎HP:「薬膳ノート」http://www.yakuzennote.com
◎ブログ「Eat & Run! 岡央 知子の美・薬膳な日々」http://ameblo.jp/yakuzen-navi/

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