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2015.09.01760view
季節の変わり目のカゼや鼻水のトラブルに【干し葡萄と枸杞のブランデー漬け、シナモン葛湯】

簡単薬膳レシピ(15)

 9月はまだ暑日もありますが、暦の上ではすでに秋。夏の暑さで体力を消耗した疲れが一気に出る時です。
夏の間冷房がきいた部屋で過ごしたり、冷たい飲み物、食べ物などを必要以上取り過ぎた結果、身体が冷え、秋口になってから「カゼをひきやすい」「くしゃみ・鼻水」などの症状があらわれます。

朝晩涼しくなっても、生野菜、冷たい飲み物を夏のようにとり続けると、脾(消化吸収)が弱くなってしまい、エネルギーである「気」を十分に作られなくなるので、今から身体を冷やさないように心がけましょう。

干し葡萄、枸杞のブランデー漬け
気血を補い、夏に消耗した体力を戻し、食欲増進にも役立つドライフルーツのブランデー漬けです。
また体を温め、冷え、むくみ、痛みなどトラブルの予防にも役立ちます。

◎干し葡萄
気血を補い、喉の乾きを癒します。素早くエネルギーになるので、疲労回復に役立ちます。体内の余分な水分を排出するのを促す働きがあり、冷えによってむくみやすい方にもお勧めのドライフルーツです。

◎枸杞
気血を補い、やる気が出ない、暑気ばてで体力が落ちているという人に元気を与えてくれます。また、かすみ目やドライアイなど、目のトラブルにも役立つ薬膳食材です。

◎蜂蜜
消化吸収を高めてくれる蜂蜜は、食欲不振や疲れやすい人にお勧めの食材です。また、肌や腸を潤す働きもあるので、咳が続いて辛い時にも役立ちます。

■材料(作りやすい分量)
干し葡萄・・・50g
クコ・・・20g
蜂蜜・・・大さじ1
ブランデー・・・干し葡萄と枸杞が完全にひたひたに漬かるくらい

■作り方
1. 消毒をした瓶に蜂蜜、干し葡萄、枸杞を入れ、ブランデーを注ぎます。
2. ラベルシールなどに、作った日付、内容を明記した物を貼り、1週間漬け込みます。
3. 1日1回、軽く瓶をふります。保管は冷暗所に保管をしましょう。
4.  漬け込んだお酒 大さじ1をお湯で割り、干し葡萄や枸杞も一緒に頂きます。
漬け込んだ材料は、お菓子の材料として、またはさつま芋やリンゴなどを煮る時に入れると風味が増し、美味しく出来上がります。

シナモン葛湯
胃腸の機能を整え、巡りをよくする漢方葛湯です。
初期のカゼを悪化させたくない時に役立ち、家庭で気軽に活用できる養生ドリンクです。

◎シナモン
身体を温め、冷えを追い出すシナモンは、冷えからくる腹痛、女性特有の不調、初期のカゼにも有効なスパイスです。香りもよく、消化機能を高めてくれるので、食欲がない時にも役立ちます。

◎葛
葛餅や葛根湯でお馴染みの食薬です。余分な熱をとりながら身体に必要な潤いを与えてくれます。

◎生姜
消化機能を高め、身体を温めるとともに発汗させる働きがあり、食欲不振、胃もたれ、初期のカゼに効果を発揮する食材です。エアコンなどの冷たい風で悪化する咳にも有効です。

■ 材料
シナモンパウダー・・・ティースプーン1/2
本葛・・・10g
すりおろし生姜・・・2~3g
黒糖・・・小さじ1(好みで甘味を調整してください)
水・・・200cc

■ 作り方
1.  鍋に水、葛を入れて、ダマがないようよく混ぜます。
2.  1に生姜を入れ、とろ火でゆっくり混ぜながら温めます。
3.  色が透明になったら火を止めて、シナモンパウダー、黒糖を入れてよく混ぜ、器に盛り合わせます。

楠田 直美 - Kusuda Naomi
[漢方スタイリスト・薬膳養生アドバイザー・英国IFPAアロマセラピスト]
漢方と自然療法で病気を克服した経験を生かし「頑張りすぎて続かないより、出来る範囲で楽しみながら」をモットーに、人生を豊かに暮らしたい人を応援する「一波(かずは)」として活動をし、漢方薬膳・自然療法を取り入れた講座やセラピーを提供。
現在、「薬膳酒作り」「はじめての漢方入門」の講師として活躍中。

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