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2014.10.012185view

自分の呼吸を感じてみよう!気功の呼吸方法と意識の集中

劉梅先生の気功のおはなし③

「一回吸って一回吐く」合わせて「一息」と言い、呼吸の調整は「調息」といいます。今回は呼吸についての話です。
香港の映画俳優、ジャッキー・チェン(成龍)は映画の中で死ぬシーンがとても上手。1カットの間、体が膨らんだり縮んだりしないように呼吸も止めているそうです。意識と体のコントロールがとても上手なのですね。前回の最後に「現代人の呼吸の回数は古人より二倍も多くなったのはなぜでしょう?」という問題を出しました。答えとして①ストレスによって呼吸が浅くなる②運動不足で呼吸に関わる筋肉が弱くなっているなどが上げられます。深い呼吸ができないと疲れやすくもなります。ストレスを感じたら3回深呼吸しましょう。少し意識して深呼吸するだけでもリラックス効果があり、血圧や脈も安定します。心臓や胃腸の動きは自分で変えようと思ってもできませんよね?呼吸なら回数も深さもコントロールできます。呼吸の調整機能を活かして呼吸器を強化し、気・血の流れを促進すると、その動きによって内臓マッサージができます。でも無理に行うと意識がもうろうとして、胸が苦しくなり、めまいを起こることもあるので、呼吸の練習はゆったりと、マイペースで行うことが大切です。気功は頑張らない訓練であるとも言えますね。

自分がどのように呼吸をしているかわかりますか?手を胸とお腹に当ててみてください。日常の呼吸は胸式呼吸が中心ですが腹式呼吸も一緒にしています。気功で行う呼吸は腹式。初めての方は腹式と胸式と交互に行いましょう。長い間練習すると、1分間に20回ぐらいしていた呼吸が6回ぐらいまで減らせます。上手にできると頭がすっきりして、目も良く見えるようになります。気持ちがリラックスできたら効果ありのサイン。ただし、無理に行うと鼻が鳴る、気管支の違和感、イライラなど悪影響を与えるので要注意です!

静気功では鼻呼吸を意識しますが、鼻呼吸は空気をろ過して温め、湿度を増して、肺に負担をかけません。やり方は前回お伝えしましたね。最近は口で呼吸をする方が多いのですが、口呼吸をすると中が乾燥し、のどが腫れやすくなり咳や喘息の症状も出やすくなります。

では、どんなタイミングで、一日何回、一回何分行えばいいのでしょうか?
基本的には、いつでもどこでも大丈夫。より良いのは朝起きてすぐと夜寝る前です。疲れたときもお勧めです。最初は一回5分でも構いませんので、徐々に長くしていきましょう。慣れたら20分を目安に。空気の良い場所を選び、冷えやすいときは陽射しのある所で行います。気功について言葉だけでお伝えするのは難しいですが、「呼吸がなぜ大切なのか」を理解していただければと思います。次回は、気功の起源と中国の「四大気功」についてお話します。

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劉 梅 –リュウ・メイ
劉 梅 –リュウ・メイ
[中医師 ・薬日本堂漢方スクール専任講師]
中国黒龍江省生まれ、黒龍江中医薬大学卒業後、ハルビン医科大学付属二院に内科医として臨床を経験。1994年に来日、北海道大学医学部客員研究員を経て、2001年、薬日本堂に入社。薬局勤務の傍ら漢方相談員の指導・育成に参加、TV・雑誌でも活躍する。主な著書『中国の女医さんが教えるおいしくて身体にいい中華』『病気・症状を改善 これならできる漢方ごはん』。

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