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2014.08.014071view

私と気功との出会い-「気」と「功」とは何でしょう?

劉梅先生の気功のおはなし①

小さい頃、身体が弱かった私に「気功」を教えてくれたのは父でした。父自身、大学生の頃に重い病気を患いましたが、気功をすることで、病気の治りが早く、その後の体力の回復も早かったと聞きました。

父が教えてくれた気功は坐って行う「打座(だざ)」というもの。意識をお腹(丹田)に集中して、呼吸を細く長く、とこれだけの簡単な功法です。ただし続けることが難しい。子供の頃は、じっと坐っていることが苦痛で嫌いでした。「寝てやればいいのに・・」と内心思っていました。そんな私が気功の良さが分かるようになったのは、ある程度の年齢になってからです。

そもそも「気」とはなんでしょう?「気」は生命エネルギー、生命を保つ力・パワーです。中国語の「气絶」「断气」という言葉は、生命がなくなり死んでしまうことを表します。日本語でも「元気」「気配り」など「気」を使った言葉がたくさんありますね。
この目には見えない「気」は、日常の呼吸と食べ物から作られています。「気」は身体を温め、病気から身を守り、また血を作るもとにもなります。「気」が不足した状態を「気虚(ききょ)」と言い、この状態が続くと、身体が冷え、かぜをひきやすくなり、内臓下垂、尿漏れ、むくみ、貧血の原因になります。

「気功」とは、ゆっくり呼吸をしながら心と体を鍛錬し、元気にする方法です。
昔から「導引術」とも言われてきました。
呼吸を整えることを「調息」、雑念を取り除くことを「調心」、体と整えることを「調身」、この三つが気功では大切、専門用語では「三調」と言います。

気功をする際に最も難しいのは意識の集中。
次回は、どう意識を集中させるのか、その方法についてお話しします。

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劉 梅 –リュウ・メイ
劉 梅 –リュウ・メイ
[中医師 ・薬日本堂漢方スクール専任講師]
中国黒龍江省生まれ、黒龍江中医薬大学卒業後、ハルビン医科大学付属二院に内科医として臨床を経験。1994年に来日、北海道大学医学部客員研究員を経て、2001年、薬日本堂に入社。薬局勤務の傍ら漢方相談員の指導・育成に参加、TV・雑誌でも活躍する。主な著書『中国の女医さんが教えるおいしくて身体にいい中華』『病気・症状を改善 これならできる漢方ごはん』。

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