漢方ライフ読む(コラム一覧) > 食べ過ぎだけでない!逆流性食道炎にもおすすめ、胃もたれ対策
公開日:2026.01.14 更新日:2026.01.14235view

食べ過ぎだけでない!逆流性食道炎にもおすすめ、胃もたれ対策

漢方であなたを応援vol.47「胃もたれ対策」

その胃もたれ、胸やけ、気逆かも・・・
年末年始に食べ過ぎて、胃もたれや胸やけが続いている・・・という方はいませんか?

<胃もたれ>
食後や食事が終わって時間がたつのに「胃が重い」「お腹が張って苦しい」「食べ物が残っている感じがする」という状態

<胸やけ>
食後や空腹時に、「みぞおちから胸の辺りが焼けるように熱い」「胃の上部がヒリヒリする」「酸っぱいものがあがってくる」という状態

共通する原因は、食べ過ぎやお酒の飲み過ぎ、不規則な生活、加齢、ストレスなどがあります。

食べ過ぎ飲み過ぎはご自身でも注意出来ます。ゆっくり噛んで食べること、脂っこいものや刺激の多いものはなるべく控えることが大切です。
不規則な生活で食事の間隔が長くなったり、短くなると胃の負担が増えます。さらに睡眠不足が続くと、自律神経の乱れから胃酸の過剰分泌が起きます。生活リズムを整えることが、胃の不快感を軽減することにもつながります。

忘れていけないのがストレス。
精神的な負担はもちろんのこと、環境の変化や気候変動、周囲の音や色なども心身の緊張状態をうみます。
漢方では、緊張から逆流・逆上する状態を気逆(きぎゃく)と呼びます。今抱えている胃もたれや胸やけが気逆によるものかもしれません。

気の逆流が起こすもの
「気」とは全身を巡るエネルギーです。
まず呼吸で外界にあるエネルギーを吸い込み降ろし、上げて吐き出すということを繰り返します。また、生まれた時に両親から受け継いでくるエネルギーや飲食を通じて得るエネルギーなどがあり、隅々まで行き渡るように巡っています。

ストレスが多いと、気の流れが悪くなり、どこかで詰まり逆流します。これが気逆です。
<気逆の症状>
□のどがつかえて飲み込めない
□胸がつかえた感じがする
□しゃっくり、げっぷが多く出る
□吐き気や嘔吐
□頭痛やめまい
□かぜではないのに咳込む

逆流性食道炎も、胃酸などの位の内容物が食道に逆流し、食道の粘膜に炎症を起こすということから気逆の症状ととらえることが出来ます。
実際に、胸やけ、吞酸(酸っぱいものが上がってくる)、胸が圧迫されたように痛む、のどの違和感など気逆の症状が多く見られます。

気逆を鎮める養生
さまざまな原因で生じる気逆の症状は、日常の養生でも軽減できます。

●ストレス解消、気分転換
気がつまらないように、日頃から上手に気分転換しましょう。
・趣味に没頭する時間を作る
・仕事の合間にストレッチ

●姿勢をよくする
前かがみ、猫背は胃を圧迫します。なるべく胸を反らせるようにしましょう。
・椅子には浅めに座って腰を立てる
・パソコンやスマホに向かう時は、途中で腕を後ろに引く動作をする

●気を巡らせる食材をとる
香りのよい食材は気を巡らせ、胃もたれや胸やけの解消に役立ちます。消化を助ける食材もよいでしょう。
・香りで気を巡らせる:シソ、ミント、パクチー、三つ葉、パセリ、レモングラス
・消化を助ける:大根、キャベツ、カブ、人参
・吐き気を止める:生姜、みかんの皮、カルダモン、フェンネル

1月7日人日の節句に食べた七草粥にも、胃もたれや胸やけ解消の食材が入っていました。
刻んだカブと大根を炊き込んだお粥やご飯もおすすめです。
気逆を解消してスッキリ生活を目指しましょう。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

ページトップへ