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公開日:2023.05.01 更新日:2024.01.102005view

これって五月病かも?!~なんだか気分が優れない~

プチ不調は自分でカイゼン Vol.49

五月病はなぜ起こる?
四月は新学期、新年度、配置転換、などで環境が大きく変わる時期。
新しい環境にうまく適応できず、または適応しようと頑張りすぎて、五月のゴールデンウイークを過ぎたあたりから、気分が優れず情緒不安定な状態になることを、五月病といっています。

五月病とは正式な病名ではなく俗称。
もともとは、受験戦争を勝ち抜いた学生が、まとまった休みをきっかけに情緒不安定になる人が多くみられたことから名前がつきました。

環境の変化は、肉体的にも精神的にも疲れるもの。
それは、燃え尽き症候群のように、大きな反動となって心身にのしかかります。

【これって五月病かも?心と身体の未病チェック】
□やる気が出ない          
□イライラする
□興味や関心がわいてこない     
□不安や焦燥感がある
□よく眠れず、朝がつらい         
□いくら寝ても疲れがとれない 
□食欲がない又は食べ過ぎる             
□頭痛や腹痛がする

五月病は通常一過性ですが、引きずってしまうと登校拒否や出社拒否、うつ病など心の病の引き金になってしまうこともありますから、そうならないための予防が大切です。

さらに漢方では、季節の影響も大きいと考えます。
春は風邪(ふうじゃ)の影響を受けやすく、風に揺られるように気持ちも揺れ動く季節。五臓六腑の肝(かん)が乱れる季節です。
肝は気(ストレス)が詰まりやすい性質があり、上記のような未病症状が起きやすくなります。

気分を整える養生法
五臓の肝を整えましょう。
変に焦ってはいけません。自然の流れに沿って、自分の身体のケアを優先しましょう。

●好きな歌を口ずさむ
どんな暗い歌でも構いません。歌のリズムは気を巡らせてくれます。
または、信頼できる人と会話をすること!
漠然とした不安を抱えている人はとても多いと思います。
言葉に出して吐き出すことが大切で、気が巡り思考が整理されます。

●朝を大切に!身体のリズムを整える
明るい時間に活動し、暗い時間に休息するのが大前提。
時間の使い方が乱れがちになります。特に朝起きる時間を一定に保つことは大切です。
朝の空気はエネルギーに満ち溢れています。
大きく深呼吸をして1日の最高のスタートを切りましょう。
また、朝に20分程、日光を浴びながら両手を振って一定のリズムで散歩をすると、気は整います。

●身体を動かす
動かないと気は巡りません。巡らないと身体はどんどん固くなり、気持ちもネガティブに傾きます。
私のおススメは、ラジオ体操を本気で行うこと!!
家でできる、そして誰もができる最高の運動法ですよ。

桑の葉で肝を調える
"桑は「食う」が変化した「食葉(くは)」で、カイコにひたすら食われる様を表しています。

1-デオキシノジリマイシン、クロロゲン酸などの有効成分が、血糖降下、ダイエット、血圧、
コレステロールなどに良いと言われています漢方では、以下のような働きがあると考えます。

◎桑の葉の効能
疏風清熱(そふうせいねつ)一かぜによる、のどの痛み、熱、咳
清肝明目(せいかんめいもく)一イライラやのぼせ、目の充血
涼血(りょうけつ)一赤ら顔、のぼせによる出血
目やのどのケア、イライラ解消にオススメです。

菊花を追加して、のどの痛み、目の充血に
クコの実を追加して、のどの乾燥、目の疲れに
ミントをひとつまみ入れて、スッキリ感を出しても楽しいですね。

<五月病についてもっと学びたい方はこちら>
タイプ別に詳しく解説します。
青山校での受講のほか、オンライン受講も可能です。
【季節の漢方セルフケア 漢方で見る五月病】

動画で!4月は生活変化に対応するために五臓の肝が大忙し!なんとなくつらいなぁと思ったら、この養生法を!五月病対策



鈴木 養平
鈴木 養平 - Youhei Suzuki[薬日本堂漢方スクール講師・薬剤師]

1969年宮城県生まれ。東北医科薬科大学卒業後、薬日本堂入社。臨床を経験し、店舗運営、教育、調剤、広報販促に携わる。札幌に勤務中、TVの漢方コーナーにてレギュラー出演。漢方薬による体質改善の指導・研究にあたる一方で、“漢方をより身近に”とセミナー講師・雑誌・本の監修(『おうちでできる漢方ごはん』『かんたん・おいしい薬膳レシピ』)で活躍中

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