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公開日:2022.04.05 更新日:2022.05.021529view

知らなかった!不調の理由は体内時計にあり

漢方と体内時計~健康を導く24時間の過ごし方 vol.1

体内時計とは?
今回から「漢方と体内時計」をテーマにコラムをお届けします。

人間のみならず、ほぼすべての動植物に、体内時計が存在すると言われています。

体内時計は、睡眠のサイクル、ホルモン分泌、自律神経、エネルギー代謝、運動機能など・・・
身体の機能の多くが体内時計によってコントロールされていることが分かってきており、体内時計を整えることは健康的な毎日に必要不可欠です!

体内時計が崩れる生活とは?
体内時計は、大きく分けて“日光”と“食生活”2つで調整されています。

目から入る朝の光や規則正しい食生活は、体内時計を自然の24時間のリズムにリセットする為に大切な生活習慣です。

そのため、
○朝日を浴びる生活をしていない
○夜にずっと起きていて電気の明かりを浴びている
〇スマートフォンやパソコンなどをよく使う
〇朝食を抜いている
〇夜遅くの食事や暴飲暴食
〇昼夜逆転の生活をしている

これらの生活をしている方は要注意です!
「朝ですよ!夜ですよ!」という情報が伝わりづらくなることで、体内時計がリセットされず、どんどん崩れていきます。

漢方と体内時計
中国最古の医学書と言われる「黄帝内経(こうていだいけい)」には、自然のリズムに沿って生活することで、身体を健康に保ついろいろな知恵が書かれています。

その中に「子午流注(しごるちゅう)」という考え方があります。
これは時刻と臓腑(いわゆる内臓)の働きとの関係をあらわすもので、不調の予防と改善に役立つ考え方です。

「子午」とは、「子の刻」「午の刻」のことで、24時間を2時間ずつに区切って十二支で表した際の、真夜中と真昼をさしています。
明治以前の日本でも、23時~1時を「子の刻」、11時~13時を「午の刻」と呼んでおり、現在でも使われる午前や午後はこの呼び方の名残になりますね。

「流注」は、エネルギーである気(き)と栄養の液体である血(けつ)が、身体の機能をあらわす十二の臓腑、十二の経脈(けいみゃく)に流れ注がれるという意味があります。
時刻ごとに担当する臓腑が決まっていると考えた、古代の人々の発想力が活かされています。
十二臓腑が正常に働くためには、気・血の巡りが良いことが大事です。
気・血に滞りがなく巡りが良いと、その時間を担当する臓腑がしっかりと活動してくれるので、身体を健康に保つことに繋がります。

①「子」23時~1時:胆経
②「丑」1時~3時:肝経
③「寅」3時~5時:肺経
④「卯」5時~7時:大腸経
⑤「辰」7時~9時:胃経
⑥「巳」9時~11時:脾経
⑦「午」11時~13時:心経
⑧「未」13時~15時:小腸経
⑨「申」15時~17時:膀胱経
⑩「酉」17時~19時:腎経
⑪「戌」19時~21時:心包経
⑫「亥」21時~23時:三焦経

このコラムではシリーズを通じて、時間帯ごとの、健康に役立つ過ごし方や養生方法をお伝えしていきます。
自分の身体のリズムと自然のリズムを知り、気・血の巡りを良くして健康な毎日を作っていきましょう!

次回「あなたの優柔不断、体内時計が関係する!23時~1時の過ごし方」お楽しみに!

荒毛 克麻 - Katsuma Arake
[カガエ カンポウ ブティック パルコヤ上野店店長・薬日本堂漢方スクール講師]
自身の体調を崩した事をきっかけに、薬日本堂漢方スクールにて漢方を学び始める。養生・漢方の魅力を多くの方に伝えたい想いから、2012年薬日本堂に入社。現在はカガエ カンポウ ブティック パルコヤ上野店店長として、漢方相談を行いながら、スクール講師を務める。ダイエットや美容の相談を得意とし、笑顔になれるカウンセリングに定評がある。テレビ新潟では、漢方コーナー「おしえて漢方」の出演経験も持つ。
カガエ カンポウ ブティック パルコヤ上野店

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